と元旦に書くつもりだったのに、あっという間に1ヶ月経過。
いや、前回のブログ更新から2ヶ月以上経過。
『毎日チェックしているのに12月は一度も更新がなかった!』というありがたいお言葉をくださる方もいて、チョー恐縮しております。
みなさま、寒中お見舞い申し上げます。
このところまた老後について考えるようになった。
やはり日本で1ヶ月過ごしたあと、つくづく日本の食べ物の美味しさは老後の人生を少しでも潤わせるために必要不可欠なものではなかろうか、と思うようになったからである。
またまた食べて来ました 清水港の海鮮丼1200円 |
京都グランヴィアホテル五山望の鉄板焼 |
が、私は近々日本国籍喪失届を提出する予定だ。
父の相続手続きをするためだ。私は現在日本とアメリカの二重国籍保持者だが、住民票は日本になく日本のパスポートも有効期限が切れている。だから元日本人としてのサイン証明をとらない限り相続手続きをすることができない。
京都にある実家を100%姉の名前で登記することを、遺産分割協議書によって明確にして法務局に提出する。その手続きのために必要な印鑑証明を取ることができない私は、サイン証明というものをサンフランシスコにある日本領事館で取らねばならない。『元日本人としてのサイン証明』は遺産相続と不動産登記においてのみ有効という規則の元、日本から送ってもらう私の戸籍抄本が到着次第、領事館に行き日本国籍喪失届を提出する。ちなみにこれは日本国籍離脱届とは違うものだそうだ。
こうして日本国籍喪失届を出すにもかかわらず、日本に住みたいという気持ちが強くなってきている。
食べ物だけでなくもう一つの大きな理由は、脳神経細胞の減少速度を少しでも遅らせたいからだ。
日本では人の目を常に意識する。ユニクロの伸びきったフリースと、毛玉だらけのジャージパンツをはいても何も不都合のないシリコンバレーの生活にどっぷりつかっている私も、日本に行く時は少しだけ気を使う。
丸の内で自分の靴を見て恥ずかしい思いをしたこともある |
こんなつまらないことにおいても日本では緊張感がある。これは認知症を何よりも怖れる私に必要なものではなかろうか。なにしろ私の脳神経細胞は日々30万個ぐらい減りつつある。ピーク時の20歳の時1400グラムあると言われるこの細胞。現在私の細胞は800グラムまで減少している(推定)。
現在脳神経細胞400グラム(推定)、サッカー少年のヒロ |
この緊張感をこちらにいる時も持ち続けることができれば、私のニューロンは日々10万個の死滅ですみそうだ。が、どうも無理なような気がする。
ピーツに入る時ふと自分の足元を見て気がついた。黒い古びた布の靴に紫色のシマムラータイツ・・・
THIS IS シリコンバレー |
お元気で何よりです。
返信削除ちょっとびっくりのタイトルでした。
よくわかりませんが、国籍喪失と離脱とは違うのですね。(どちらも恐々とします。)
「人の目を気にする」という言葉をほとんど忘れていました。
もう私の脳細胞は死滅しているかもしれません。
美知子さん、
削除ありがとうございます!先週4日間ほどダウンしましたが(多分ノロウィルス)、復活しました。
私にもよくわからないのですが、国籍喪失と離脱は違うんです、と領事館の方に言われました。
やっぱり日本の国籍は失いたくないですね。でも老後住むことになったらまた日本人に帰化するのも比較的簡単だと聞いていますがどうなんでしょう。
日本では電車に乗ることが多いので、ちょっと人の目が気になります。電車に乗ると人の足元に目が行きますからね〜。
美知子さんはキルトで頭を使ってらっしゃるので、脳細胞は活性化していますよ!
こんばんは~。わたしも毎回ブログを楽しみにしてまして、今回の久々の更新嬉しいです。離脱届があるのは、なんとなく知っていましたが喪失届なるものがあるんですね。印鑑証明の代わりにサイン証明があるのでしょうか。本当アメリカでは、というかここではひと目を気にすることなく、化粧でさえも最低限あるいは、こともあろうにスッピン。日本に行くと皆さん老若男女小奇麗にしておりますねぇ〜。。見習わなくてはと思います。脳細胞の計算すごい。
返信削除清水の海鮮丼美味しそうですね。確かマグロの水揚げ量も高く関東からとかも海鮮目当てにお客さんが来られること聞きましたが。。お体お大事に〜。
ケイさん、
削除こんなブログを楽しみにしてくださって恐縮恐縮です。
でもありがとうございます!
これからもうちょっと気合を入れることにします。
喪失届なんてものものしい言葉でしょう?日本の有効なパスポートがあれば、住民票をまた日本の住所に移し印鑑証明をとることができるのですが、パスポートも切れて住民票をとることができないとなると、もう日本人として相続はできないようです。印鑑証明の代わりがサイン証明ですね。
日本ではストッキングをはきますからね〜。アメリカでは履くこともないし、靴なんていつもヨレヨレですよ。
清水の海鮮丼は食べ終わったあとに、『おみかん、デザートにいかがですか。』と店員さんが山盛り持ってきてくださいましたよ。東京から近いですね。静岡は今マイブームです^^
こんにちは。私もいつもブログを楽しみにしてます。お姉さまが100%相続するなら、相続放棄申述書で良いと思うのですが。私もこれを提出しました。数か月おきに日本に行かれているようなので、これだと喪失届より無難な気がするのですが…。海外転出届&パスポート失効だけなら、国籍は喪失しないはずです。アメリカ市民権をとられているなら別ですが。
返信削除オレンジさん、
削除ブログを読んでくださってありがとうございます!
本当にこれからはもうちょっと更新きばります。
そうですか。オレンジさんは相続放棄申述書を退出されたんですね。私もそうするのが一番簡単だったのかもしれませんね。
相続放棄は被相続人である父が亡くなって3ヶ月以内に提出しないといけなかったので、2年半が経過した今となっては遺産分割協議書を作って、法務局に行かなければなりません。
アメリカ市民権は8年前に取ったんですよ。その頃母の介護で年に4〜5度日米を往復していたので、サンフランシスコに帰ってくるたび移民局で再入国許可証を取れ、とか市民権を取れとか言われました。それでもう面倒になって市民権を取ってしまったんです。国政喪失なんてなんだかいやな言葉ですよね〜。
市民権とられているんですね。余計な情報失礼しました<(_ _)>。海外遠距離介護で検索していて見つけたブログで、NY市民権持ち→日本に移住&日本国籍回復された方がいるので、もし万が一将来日本に引っ越される場合もさほど大変ではないかもしれないですね。でも息子さんたち、お孫さん(カワイイ!)もみなアメリカなので、今のように行き来して生活する方がライフスタイルに合ってるかもしれないですね。日本の入国は1年に何度も行き来しても今のところアメリカのようにうるさくなさそうですし(特に元日本人には?)。
削除オレンジさん、
削除大丈夫ですよ!色々考えてくださってありがとうございます。
やはり日本に帰化するのはそうむずかしくないようですね。家族がいるので老後はアメリカで、というのが現実的なんですが、年を取って入院して病院の食事を食べる時日本が恋しいとよく聞きます。わかりますよね、その気持ち。
日米往復はこの先飛行機に乗るのがもっともっとつらくなるんじゃないかなあ、と思っています。周りの友人たちがどんどん日本に帰国し始めてなんだか取り残されているような気持ちになっている、それもあって日本が恋しくなってきているんでしょうかね〜。
2019年明けました。おめでとうございます。
返信削除暫く更新がなかったので、どうしていらっしゃるのかなと案じておりましたがお元気で良かったです。
私もタイトルを見て、ドキッとしましたよ。日本国籍を捨てられるのかなと思って。もちろん、ミキミーさんのご家族はアメリカにいらっしゃるので、この選択は当然かなと思いましたが、(勝手に同年代のお友達感覚なので)近い将来日本へ永久帰国しそうな自分と比べてちょっと寂しい気分になりました。(ところで、二重国籍は可能なのですね)
日本にお姉さまがいらっしゃるし、普段はアメリカで、一年に数ヶ月日本で過ごすのが一番良さそうですね。
私の脳細胞の死滅化はもっと激しいですよ。学生相手に話している最中に急に英語の単語が出てこなくなることがしょっちゅうです。教える熱意もどんどんなくなってきているし、そろそろリタイアの時期かもしれません。(;-;)
寅吉さん、2019年しっかり明けましたね。おめでとうございます。
削除なんと2月になりました。
両親がよく言っていました。1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。
ご心配いただきありがとうございます!12月の日本は夫と行ったせいか手がかかり、その後放心状態が続きました^^;
日本国籍喪失なんて暗い言葉ですよね。アメリカの市民権を取った時、これからアメリカを出入国する際アメリカのパスポートを使うのが法律だから決して他の国を使わないように、と言われたことがかなり心に響いてしまい日本出入国に日本のパスポートを使いませんでした。周囲の友人たちは80%ぐらいの割合でアメリカ出入国はアメリカのパスポート、日本では日本の、というように使い分けています。
私はそうしてこなかったので、今の時点では二重国籍でいることが不可能なんですよ。なぜなら日本のパスポートがまだ有効だった時に更新しなかったからです。日本の区役所で住民票をまた移してパスポートを発券してもらう、ということをしなかったんです。アメリカの国籍を取った時点でグリーンカードは返還しましたしね〜。
アメリカをベースに日本で毎年数ヶ月、が一番いいのですがこの先いつまで往復できるのかというのが課題ですね。
寅吉さんは永久帰国ですか。なんだか寂しいです。
大学で教えていらっしゃる限り脳細胞の死滅のペースはミニマムだと思いますよ。私も高校生・大学生・アダルトクラスを教えていた時は、脳がシャキシャキ(?)していました。適度な緊張感、これが大事ですね〜。