東京での生活が終わり京都に帰る。今日は姉が買いたいマンションの契約日だ。
が、契約が結ばれることはなかった。
姉はここ数年マンションを買いたいと探していた。京都はこのところマンション価格が高騰し、ほしいと思う物件には手が届かなかった。ところが2週間前突然望み通りの物件が現れた。姉が送ってきたリンクでこのマンションを見た途端、これはGOサインだな、と思った。
岡崎公園と御所の間にあり駅からは徒歩5分。鴨川からも5分。1階にある物件だが駐車場がついている。そんな物件は滅多に出ない。だから姉は翌日このマンションを買いたいという意思を伝え、契約日が今日のはずだった。
マンションすぐそばの鴨川 |
1階の住人には駐車場がついていた |
全体的な雰囲気が良かったし、ペットの飼育も可 |
が、売り主が一昨日の夕方『売るのをやめる』ことにした。親が急遽入居することになった、というのが理由だ。理由はなんであれ突然の一本の電話でキャンセルされた姉の失望が想像できるだろうか。
姉は先週末アプを連れて鴨川沿いを散歩したり、御所を散歩、という予行演習をしたのだ。週末は岡崎公園近辺のカフェで朝食、その後アプとお散歩、平日も職場から近いのでお昼休みはアプの様子を見に帰ることもできる。そんな日々を夢見ながら銀行の定期を崩し、家の整理を始めていた。マンションの引き渡しはゴールデンウィークの直前のはずだったのだ。
そんな姉がどんなに失望したかを想像するとかわいそうでたまらなかった、と伝えると、姉からの応えは意外なものだった。
今までもいつもそんな人生だった。だからある程度予想はしていた。自分がほしいものが手に入った試しがない。だからマンションがスムーズに手に入ったとしたら、そちらの方がおかしいのかもしれない。
自分にはほしいものがいつも手に入らない人生だと思っていたのか。今回のことだけではなく、子供の頃からそう感じていたのか。私が民泊に滞在しながら能天気に東京を歩いたり食べまくっていた時、姉がそんな気持ちでいたのかと思うと申し訳ない気持ちになる。
最後の4日間は飯田橋に滞在したが、 毎日文京シビックセンターに富士山を見に行った(でも見えなかった) |
とはいえ、東京での2週間が終わった、というがっかり感もある。寂しいと感じることもあったし、湯舟にゆっくり入りたいなあとも思ったし、色々と不便もあった。が、やはり今振り返ってみるとなかなか楽しい経験をしたなと思う。
この民泊は広い上、ダイニングテーブルがあった 4人までが泊まれるということ |
ずっとお料理もせず買ったものばかり食べていたので、今日は久しぶりにはいたジーンズのきつさにショックを受けたが。
こんな夕食が多かった |
近所には大好きなおむすび権米衛も |
民泊滞在経験をどう表現すればいいだろうか。
体重増えた 金減った |
直前にキャンセルだなんて、ひどすぎる。本当にその理由なんだろうかと疑ってしまいます。どうぞ、もっと良い物件が見つかります様に。
返信削除私は最後3枚の写真に目が釘付け。あとチューハイもほしいです。
美知子さん、
削除ありがとうございます!ホント、うまくいかないものですね。昨日京都の不動産が値上がりしているという報道がありました。これからますます手が届かなくなりそうで、姉が老後どこに住むのかというのは心配です。
チューハイですか。実は私も大好きなんです^^日本のチューハイおいしいですよね〜。