2017年5月28日日曜日

2匹の猫

3連休の今週末、次男とマリーが友人の結婚式に参列するためにGreenfieldという225キロ南の町に泊まりがけで行く。普段なら長男が留守番に来るが今ガールフレンドのサキとイタリア旅行中なので、私が昨日から猫の世話に来た。

民泊から見えるフィレンツェの景色らしいが、毎年ヨーロッパや東南アジアに貧乏旅行する
長男たち(もうすぐ31歳と30歳)を見ながら、一体いつ結婚するのだろうかと思う

朝8時前の電車の乗客は90%以上がテッキー(ハイテク技術者)をはじめとするIT企業で働く通勤客のようだ。

電車はダブルデッカー

電車を降りてすぐのPhilzコーヒーが一番好みの味
いつも行列ができている

最近はスーパーもカフェも犬を連れた人が多い

回復し始めたタイタンを見たのが先週の20日。それ以来6日ぶりに見たタイタンは、病気になる前の姿に完全復活している。

なんとタイタンはキッチンのカウンターに上がるようになっていた
そのルートを発見した時の写真

が、先週は食べられる時に少しでも食べさせようと私が一日中くっついて食べさせていたせいか、餌をくれ〜、餌をくれ〜とキッチンにいる私の足によじ登るような仕草をする。なのに、水分だけはやはり一滴も飲もうとしない。

見るのだけは好きらしい

アイドルにも飛びかかって行って遊ぶようになったし、全く以前と変わらない。そうか、タイタンはこんなに1日動き回っていたのか、と改めて先週のぐったりして全く動かない姿を思い出して驚く。

雄猫の腎臓系の病気を考えると、これからもっと目を光らせていないといけないのだろうが、次男とマリーにこれ以上は何も言えない。

なにしろ仕事が忙しい上にもうすぐ子供も生まれる二人。親がうるさく言ってはいけないだろう。だが、3週間後には私も日本に行ってしまう。また猫たちが病気になったら困るのは彼らだ。と、放っておけばいいのに繰り返し同じことを考える。

マリーは今28週妊婦

アイドルはドライフードがいつでも食べられるようにしてあるせいか、肥満がどんどん進行しているようだ。これもどうするか。

タイタンは一日中キャットタワーにいるが
アイドルはソファから動かない

遊びが好きで人懐っこいタイタンに比べ、アイドルは動きも緩慢でまずキャットタワーにも上がらない。2匹は同じ体重なのに、身体の幅が明らかに違う。

タイタン(左)とアイドル(右)

写真を撮り始めるとアイドルはいつもムッとした顔をする。何故なんだろう。何か目で訴えているようだ。

うちらBMIはおんなじだし

2017年5月25日木曜日

タイタンの理由

タイタンはやっと元通りに回復したようだ。私は土曜日にサンノゼに帰って来て以来心配し続けているが、次男にしつこく連絡して様子を聞くのもはばかられる。

尿検査では異常なし。結局高熱の原因は何だったのかわからない。

高熱でひたすら寝ていた先週のタイタン

それなら今できることは水分摂取量をちゃんと把握することだろう。が、タイタンは監視カメラで調べてもやはり全く飲んでいないということ。とりあえずは餌は全面的にウェットフードに替えて、食べさせる時少しだけお水を入れているそうだ。

キャットタワーの一番上の段にもちゃんと上がってくつろぐようになった
アイドルは登るのが面倒なのかほとんど使わない

アイドルとも遊ぶようになった、と次男から写真も送られてきた。

猫は一旦太るとなかなか痩せられないそうだ
元気そうだ。なら高熱の原因は何だったのか。下部尿路疾患ではなかったのだろうか。脱水症状からの高熱だったのか?なら、どうしてそんなになるほどお水を飲まなくなったのだろう。



送って来た動画を見てもまるで何もなかったかのようだ。それならこれから一体何を気をつければいいのか。はっきりした原因がわからないから、対策もわからない。

友人たちから次々と恐ろしい体験談が入ってくる。

友人と鼎泰豊でランチを食べながらペット医療費の話

Mさん:病気のデパートのようなうちのワンちゃん、一体何万ドル使ったことか。Sさん:腎臓病の猫に$7000の治療費を使った末医療ミスで死んでしまった。Hさん:この前死んでしまったうちの猫は、最期3日間入院して多額の治療費の請求書だけが残った。保険は入るだけ無駄。などなど。アメリカでペットが病気になると大変なんだとわかった。

アイドルは給水器から飲むようになった

かわいいペットが病気になったらどんな治療でも受けさせてやりたい。MRIだろうがCT検査だろうが必要なら受けさせたいが金銭的に悩む、という状態になってしまうのは避けたい。だから、健康を保ってやることが一番大事だ。

でもタイタンにお水を無理やり飲ませることもできない。

絶対に飲まない
一体何が理由なのか

鼻濡らしたくないし

2017年5月21日日曜日

水分補給

日本でも今日は暑かったようだが、サンフランシスコも今日の気温は27度まで上がった。サンノゼほど暑くはないが、猫の健康にも気を使ってやらないといけないだろう。

マチス展を見にMOMAまで暑い中歩いて行ったのに、
なんとチケットは売り切れていた

今回のタイタンの病気で、猫の腎臓病のことをかなり調べてみた。尿検査の結果はまだ出ていないが、おしっこが2日間出なかったので、脱水症による発熱と下部尿路疾患だったのかも、と勝手に結論を出している。

おもちゃで遊ぶ時間も出てきた

そして次男とマリーのペットの健康管理も甘いなあと感じる。タイタンが2日間全く水分摂取をしていなかったことが、あとで監視カメラの記録を見てわかったのに、これからどうやって水分を摂らせて健康維持するかということも頭にない。

今日も1日、2匹は循環式給水器を遠巻きに見るだけ

雄猫の場合尿路が狭いので尿路疾患にかかりやすい、ドライフードでは殆ど水分が摂れないから、ウェットフードに変えるか、シリンジでも使って水分を摂らせるようにしないといけない、と言っても『大丈夫普段はよく飲んでいるから。』などと言う。が、タイタンがお水を飲んでいる姿は今週一度も見なかった。

夜になって給水器までの距離は少し縮まったが、
それでも二匹とも飲もうとしない

タイタンはやっと85%ぐらい回復したという状態なので、また病気になってほしくない。ドライフードはお皿にいっぱい入れておいて、いつでも食べられる状態。お水も2匹のどちらがどれだけ飲んでいるか全くわからない、という状態。これはまずいだろう。

シリンジをたくさん注文した

少なくとも雄猫のタイタンは1日に200mlは飲んでいるのを確認しなさい、と言っても『多分もっと元気が出たら飲み始めるだろう。』と危機感が全然ない。次男たちの猫のことに親が口出しをするのはいけないのかもしれないが、こうして病気の時は私を頼っているではないか、と心の中でため息をつく。

こういうことでストレスをためるのも疲れるので、猫のことはもう大人の彼らに任せたい。でも、かわいい猫たちのことは気になる。アイドルはますます太っていくばかりで、糖尿病にでもならないだろうか。次男とマリーが猫たちと遊んでいる姿は殆ど見ない。運動不足で太っているのかもしれない。

アイドルはいつもゴロゴロしている

などなど心配がつきない。保険だってもう少しいい会社を探せばいいのに、と気になる。猫が病気の時お金の心配までしたくないだろうに、と喉元過ぎれば・・・状態の二人に何か言いたいけど我慢する。

とにかくタイタンがやっと元気になったことだけ喜ぶことにしよう。

どうでもいいから、メシ

2017年5月20日土曜日

タイタン少し元気が出る

17日水曜日、18日木曜日、両日ともタイタンは一日中寝ているが、耳を触るとまだ少し熱い。アイドルの耳はひんやりしているから、やはりタイタンは熱っぽいのだろう。測ると102度前後だ。オシッコはほんのちょっと出ているけど、とにかくお水を一切飲まない。


水曜日に比べると、木曜日は起き上がる時間が増えた
アイドルは遊ぶ時もいつもゴロゴロしている

このサイトを読んでタイタンはやっぱり下部尿路疾患だろうな、という思いが強くなってきた。こう書いてある。



まだまだ寝ている時間がほとんど

特発性FLUTDの場合は、現在確実に有効と言える治療法は見つかっていませんが、炎症や痛みを緩和するための投薬が行われることがあります。特発性FLUTDは自然に治ることもありますが、治ってもすぐに再発を繰り返すため、上記の投薬のほか、ストレス対策としての環境修正などが推奨されています。


猫下部尿路疾患の予防は、膀胱や尿道の疾患を防止するために、トイレを清潔にする、いつでも水を飲める環境を整えるほか、猫が3次元で遊べるように家具の配置を変えたり、キャットツリーなどを導入したり、遊ぶ時間を増やしたりといった対策が効果的です。尿石症では、尿結石の種類に応じた食事を与えることが推奨されます。また、肥満はFLUTDの再発を高めるため、適正体重を保つように心がけてあげましょう。



3次元で遊べるようにキャットツリーも窓際に移動した

火曜日の夜救急病院で、エコーで膀胱を見ながら針をついて尿を採取する検査をした。これはワクチンを打つぐらいの針で、猫はカテーテルほどいやがらないらしい。結果は2日後ぐらいにわかるそうだ。結果によってはこれから検査・手術・長期的治療が必要になる可能性がある。そうなると、一体いくらかかるのだろう。保険会社は一件の病気に対して最大$400払ってくれるだけだから、殆どが実費と考えておいた方がいいだろう。


とにかく、オシッコをしてくれ〜、という思いで頭の中はいっぱいになってしまう。オシッコが出ると次男とマリーに、出た!と写真を送る。普段はオシッコもブツもこのLitter Robot(アメリカではこれよりずっと安い)という機械で固まった砂が自動的に下方にある引き出しに入るので、どれだけしているかわからない。いや、引き出しを調べればわかるが、それがアイドルのものなのか、タイタンのものなのかわからない。



これが二匹のトイレ

だから、普段は電源を入れっぱなしにしているのに、今はオフにしてタイタンが入ったあと自動で掃除してしまわないように設定して、スコップで量をチェックする。つまり、アイドルのものなのかタイタンのものなのか判断するために、トイレが私の視野に入る場所に一日中待機していないといけない。



とはいえ、二匹を別室に閉じ込めて1日一回は出かけている

餌は今までのドライフードからウェットフードのみにして、少しでも水分摂取量を増やそうとする。4時間おきに体温を測る。



循環式自動給水器も買ったが、二匹とも遠巻きに見つめるだけ

もう猫につきっきりだ。ふと次男とマリーに赤ん坊が生まれたあとを想像する。猫よりかわいいのだろうか。現時点ではそう考えてしまうほど実感がわかない。ただ、赤ん坊が病気になって看護を手伝う時、家族の中の他の誰よりも自分が秀でている分野もあるな、と思う。



おケツ検温分野

2017年5月18日木曜日

猫の病気と医療費

16日火曜日、一日中寝てはいたが、時々起きて餌を食べていたタイタンがおしっこを全くしていないのに気がついた。ブツの方も出ていない。

調べてみると雄猫の場合24時間おしっこが出ていないと危険らしい。すぐ救急に連れて行かないといけないほどの状態ということだ。夕食を終えてくつろいでいた次男が、タイタンが入院していた救急病院のサイトを調べると、ただいまの待ち時間5時間と出ている。

次男が帰宅すると、わらわらと集まってくる猫たち
デブ子は落ちないように、と次男に必死でしがみつく

他の病院に電話すると、すぐ連れて来てくださいということ。こちらは待ち時間が少し短そうだ。マリー、次男、私と3人で駆けつける。

こちらは古い病院だが、無料のコーヒーなどの飲み物が置いてある
すぐに膀胱の触診があったが、おしっこはたまっていない、大丈夫。診察まで少し待ってくださいと言われる。そして2時間。診察は夜11時10分に始まった。

また病院に連れて来られたタイタンは、キャリーから出たいので
必死で頭突きを続ける

今日の獣医さんは柔らかな態度と声で診察し、待ち時間が長かったことを何度も謝罪してくれたり、と本当に好感が持てる。

タイタンの状態の原因は4つ考えられる。
  1. 泌尿器症候群
  2. 尿石症
  3. 下部尿路疾患
  4. ウィルス性感染症
先生の話では、確実ではないけどウィルス感染症じゃないかな、ということ。救急に行った時点のタイタンの熱は104度(40度)あったので、多分入院のストレスから熱も高くなるのでしょう。それについてはストレス緩和のための薬を処方します。入院させて様子を見るのもいいけど、猫にとっても負担だし。それに、あなたたちも猫の入院でかなりお金を使ったでしょう?お金の節約にもなるし、今日は尿検査だけして自宅に連れて帰ってもいいですよ、ということだ。

終始感じのいい先生で、信頼できるなと感じた。それに次男とマリーの懐具合のことも考えてくれるなんて、ヤレヤレ今日の診察は安くすみそうだ、とホッとする。この病院に変えよう、と3人で話しながら受付で請求書をもらった。


ヤレヤレ詐欺

2017年5月17日水曜日

多頭飼い

15日月曜日。次男が動物病院に5回ぐらい電話したが、病院からの返事は思わしくなかった。発熱の原因はわからない、熱はまだ105度(40.5度)あるので、様子を見るためにもう一晩泊まらせたい、ということだ。

アイドルもタイタンもペット保険には入っているが、保険会社に電話して確認してみると、原因のわからない疾病の場合最高$400、原因がわかった場合$500が払い戻されるだけということ。つまり癌などの治療をした場合2万ドルかかっても、払い戻しは$500。そうか、毎月保険料をせっせと払っているにもかかわらず、飼い主は$19500分貧乏になる、という構図らしい。

それも『タイタンは違う環境をとても怖がっていて、そのせいか余計に熱が高くなっているのかもしれません。』などと職員に言われると、もう病院に置いておけない。入院費を毎日$1000払ってかわいそうな思いをさせるよりは、家にいさせて具合が悪いなら往診を頼もう、と次男、マリー、私が全員一致で結論を出す。

夜の動物病院

退院させてくれないなら面会だけでも、と思っていたら注意事項だけ説明したあと、帰る準備をしてくれた。

元気いっぱいのタイタン
このあと左上にあるモニターに飛びついて落下した

だが、やっとタイタンを連れて帰ってきたはいいが、何かの感染症があった時のために二匹の猫をどうやって離しておくか、が一番の問題だった。タイタンは私の寝室に入れてドアを閉めたが、アイドルの気配を察してドアの前から動かない。

ドアの前から動かないタイタン

呼び合う二匹に負けて、結局タイタンを寝室から出してしまい、もう感染症も何も考えないことにしようということになった。これは後に獣医に確認したら、感染するなら今までに感染していたはずだから、タイタンを隔離する必要はないということだ。

いつもは組んず解れつの二匹も
今日はアイドルが遊ぶのをタイタンは見つめるだけ

とりあえず家で落ち着いたタイタンは寝続けている。ほとんど食べないが、熱は上がったり下がったり。今日1日様子を見て、水分が足りないなどの問題がまた出てきたら、今度は往診してくれる獣医に改めて再検査をしてもらうことにした。

お水を飲まないタイタンが少しでも水分摂取できるように、と少しスープの入ったキャットフードを買ってきた。猫が病気の時は、寝ているところに持って行ってあげればいいと読んだ、という次男からの情報で寝床まで持って行って食べさせる。

少しだけだが食べた
今回思ったのが、多頭飼いしていると病気の時二匹のどちらがお水を飲んだか、餌を食べたか、おしっこをしたか、などがわからない状態になる、という問題があるということ。だから正確な記録ができない。

また、アイドルは小さい猫なのに体重が4.5キロもあり太り過ぎだ、少し体重を減らさせるように、という先月の獣医から指摘もあった。だからドライフードしか食べさせていないのに、目の前でタイタンだけがおいしそうな缶詰を食べているのを見せるのもかわいそうだ。猫が二匹いる問題の一つなのだろう。

いや、一番の問題はこれかもしれない。

缶詰を食べているタイタンを見つめる
『デブ子の視線』

2017年5月16日火曜日

タイタンの入院

次男とマリーが飼っている猫が入院した。昨日14日、日曜日のことだ。

午後次男からメッセージが来る。タイタンが何も食べないし飲まない。一日中寝てる。遊ぼうとしない。しばらく様子を見てみるということ。

飲まず食わずでひたすら寝るタイタンは
やっぱり普通ではない

夕方5時に缶詰をあげてもいつものように飛びつかない。なんだか身体が熱いようにも思えるけど、気のせいかもしれないし、どの時点で獣医に連れて行くべきかわからない、と言う。

最近は日が暮れるのが夜8時頃

こういう時母親として余りうるさく指示しない方がいいのだろうと思い、まあ、お水をちゃんと飲んでいるかどうか注意すること、24時間飲食なしはいいけど36時間は危険、とだけ言っておいた。

が、夜になってふと気がついた。一昨日は母の日のパーティで、次男とマリーはうちに来ていたのだ。二人はタイタンがどんな様子だったのか把握していないはずだ。

母の日のパーティのはずなのに、なんで母が必死で料理するのか

次男が監視カメラの記録映像をずっと遡ってみたが、やはり一日中寝ていたようだということ。いつものタイタンの様子を思い出し、もし死んでしまったらと思うと不安でたまらなくなった。小さい頃のタイタンを思い出し涙が止まらない。

最初の頃は来る日も来る日も24時間一緒に過ごしたせいか
かわいくてたまらない

救急に連れて行った方がいいかも、と言うと次男も突然心配になったようだ。あちこちに電話してアドバイスをもらい、これから連れて行くと言ったのが夜の8時。

救急病院で体温を測ったら106度。つまり、摂氏41度以上。猫の体温は人間よりは高いらしいが、それでもやはり高熱だ。

救急病院で緊張の面持ち
点滴も必要だし入院してもらいます、ということ。一晩だと$1434。二晩だと$2433。まず一晩分だけは先払いお願いします、と言われ払って来たと言う。それを聞いた途端涙が止まった。

悲しい時はお金のことを考えよ

2017年5月5日金曜日

クラスでの役割

なんとまあ、今回代講したクラスの生徒たちのかわいらしかったこと。

うるさいけど人気のある生徒、親切な子、大人しくて存在の薄い子、少しばかり軽く見られている生徒、知ったかぶりだけど単純な生徒、自己顕示欲の強い生徒、などいつものようにいろんなタイプの子が揃っている。

クラスの中にお世話係、クラスクラウン、サイドキック(つまり教師にとっての相棒)、質問の多い生徒、などがいてくれると教師にとってはありがたい。クラスクラウンはおふざけでクラスを和ませてくれることで、他の生徒も発表しやすい雰囲気にしてくれる。が、一番ありがたいのはサイドキック。『う〜む、なるほど〜、あるある、そういうことはアメリカでもありますね。』などとつっこみを入れてくれる。これが本当に助かる。

クラスクラウンは授業内容をよく理解していて、成熟していると一層いいが、時として未熟で突然怒り始めたりするから油断できない。対してサイドキックは成熟している生徒が多い。この役を担う生徒はコミュニケーション能力に長けている。

先週月曜日と水曜日には1Bクラスを計5時間、火曜日と木曜日、そして急遽一昨日2Bクラスを7時間代講したので計12時間半担当したのだが、特に2Bクラスのサイドキックはすばらしかった。この生徒が半分授業をしてくれたようなものだ。

週に2度のクラス頻度だと多分1ヶ月ぐらい経てば各生徒の性格が見えてくる。集団の中での役割も見える。コミュニケーション能力があり、なおかつ思いやりのある生徒に遭遇すると、親はどうやってこんな素晴らしい子を育てたのだろうと感じ入ってしまう。有名大学を卒業しなくても、こういう子こそが将来職場でも好かれて、上に立つべき器の大きい子なのだろう。

お父さんの膝を取り合う時は、気を使うタイプのアイドルだけど

そして今回つくづく感じたのは、教師としての自分の人間性がクラスの中でかなり大きな役割を果たすのではないか、ということ。この点については全く自信がない。わがままで器は小さいし、どんな人に対しても思いやりがあるとは言えない、いや〜な性格はあっという間に生徒たちに見抜かれたことだろう。

まずは自分の人間性を改革しないとクラスの中でいい役割は果たせないな、と感じ続けた代講だった。


もしかしたらアイドルの器は大きいのかも?

2017年5月2日火曜日

閑話休題 じじの名前

2週間ぶりにサンフランシスコに来ている。



2月末に日本に発った日から次男とマリーの夕食を作っていない。



つまり二人は野菜を食べていないだろうから野菜料理を食べさせよう、と来た(過保護なおかつ余計なお世話)。



だがやはり自分の家ではないから落ち着かない。



来るとサンノゼに帰りたくなる。

SFジャイアンツの試合を観に行っていた二人
マリーの帽子を届けてくれないと言われてフェンス越しに届けて来た
朝はひざまずいてマリーに靴を履かせてあげる次男であった



今は猫が2匹いるのが楽しいけど、8月になるとこれに赤ん坊が増える。



やれやれ。とにかく健康な子が生まれてくれればそれ以上望まない。



次男とマリーは赤ん坊の性別を知らない。



人生何度サプライズがあるか、と考えてみたがそんなにあるものではない。



赤ん坊は大きなサプライズの一つ。



だから、生まれるその瞬間まで楽しみにしたい、ということ。

マリーの体重増加は24週現在12キロ
妻のお腹が膨らんでいく期間、
次男も成長記録?として顎ヒゲを伸ばすのだそう


次男とマリーには言わないが、実は私は男の子が生まれるといいなあ、となんとなく思っていた。



健康でありさえすれば、なんて言いながらも心の奥底ではこういう気持ちも少しはあるらしい。


すると昨夜、二人が子供の名前をほぼ決めているんだけど聞きたい?と言う。



女の子だとマリー母の母、つまりマリー祖母の名前にしたい。



男の子だと次男母(つまり私ですよね)の父、つまり去年亡くなった父の名前をつける、と言う。

赤ん坊のために買ったオモチャ類だとか
プラスチックは敬遠している、という
典型的なサンフランシスコ住民の二人(主に次男)



二人が父の存在をそんな形で遺してくれようとしてくれるのは嬉しい。



が、正直困る。



次男の苗字は私の旧姓と同じ。



つまり生まれて来る子は父と同姓同名になるわけだ。



いや、困る。



めちゃくちゃ困る。



父の名前をこれから生まれてくる子供に呼びかける?無理だ。


最初はベビーベッドではなく、この中に入れて寝させるそうだ
この方が新生児は落ち着くと読んだ、と日々リサーチする次男が言う



だから、おじいちゃんのことを考えてくれてありがとう、でも同姓同名っていうよりはちょっと変えたら?と提案した。



すると次男が言う。



実はおじいちゃんの名前には、自分がいつか子供を持ったらつけたいなあと昔から思っていた名前ヒロが入っているんだ、と。



それはローマ字にするとHiroという4文字で、大好きな響きなのだとか。



ただヒロではアメリカではヒーローと聞こえるから、学校でからかわれる可能性もある。



だからおじいちゃんの名前をつけて、普段はヒロと呼ぶのはどうだろう。



ふ〜む。なるほど。


ベビーハイチェアはこれにしたいのだとか
確かに長年使えそうなのは良いが・・・

でもねえ。
上写真一番右の男性がこんな顔に見え始めた