2025年5月30日金曜日

京都の実家(2/2)

京都の家を売りに出す日が決まった。


不動産屋さん曰く、壁やドアなど全体的にきれい、魅力がある家なので、買いたい人はいると思う。


そうならいいが。



ちょうど10年前に、床下補強工事を含む
大々的なリフォームをした

売りに出す前に、地中埋設物があるかどうか確認が必要。


隣の家との間に杭があるはずだが、見つからない場合新たに打つのに20万円。


などから始まって、今後しなければならないことは多い。


私が京都に到着するのは、成田空港到着の3日後。


行きのフライトはかなり混んでいるようで、6月上旬の1席をやっと確保することができた。


東京に3泊、その後京都に移動、1週間滞在し姉と片付ける。

新幹線のチケットも予約済み
でも、いつもギリギリまで変更を重ねる


シニアヘルパーさんやお隣の御夫婦の助けを借りながら、不用品を処分する。


その後東京に数日滞在して骨休め。


関空、成田、羽田のどこでもいいからユナイテッド航空の特典旅行で座席の取れる日か、ZIP AIRで帰国、という予定。


この家を片付ける作業に、私の夫の助けを借りれば大きなヘルプになる。


コロラドでも、夫は朝昼晩の食事の時だけダイニングルームに来る以外は、朝9時から夜の8時まで馬車馬のように黙々と働く。


サンノゼの家にいる時は、「しなければいけないこと」がないので、良いことだ。

雨の日も多く芝刈りに数日かかった
孫#1と友人+トリクシーと友犬


夫のスタミナには誰もが舌を巻くほどだ。


が、周りの雰囲気を察するとか、人の気持を推し量ることには長けていない。


「ここでそれ言う?」というようなところがある。


多々ある。


めちゃくちゃある。


とんでもなく、頻繁にある。


そんな時私は目の前が真っ暗になるほど腹が立つ。


なので、私がマリーになぜ今実家を売るべきなのかという話をしている時に、「あの家はいい家だ、すばらしい家だ、何も問題はない。あと百年は簡単に保つ」などと言い始める。


それまでにも、夫には詳しく状況を説明していたのだ。


もう姉がメンテナンスを続けるのは無理、今売らないと家はどんどん古くなり、売りにくくなる。


なので、今しかない、と。


夫もそれで納得していた。


なのに、マリーが、あの家ほしい!と言い始めるとそっちに同調する夫。


私が「専門家でもないのに、ちょっと黙ってて‼️」と夫に対して気色ばむ。


夫は「え?専門家だけど?」と言い、マリーはもっと勢いづく。


私もあの家は好きだし、できるならキープしたい、でも姉が一人で維持していくにはもう限界が来ている。それでも売るなというなら、自分たちが100%責任を持って、毎週家に風を通す、水を流す、庭の雑草を抜く、などのメンテを手配する、と約束してほしい、と話すとマリーは管理人を探す、とまで言い始める。


それなら1ヶ月以内に探すと約束してほしい、そしてその費用はあなたたちが全て負担するべきだ、と言うと諦めた。


息子たちがそんなにも思い入れのある家を売るのは辛い。


が、その時は来た。


手放す日は来たのだ。


夫を?


いや、、、

今回はとりあえず京都の実家を

2025年5月24日土曜日

京都の実家(1/2)

突然だが、今の私の夫への気持ちはこれに尽きる。


去年読んだ本


5月9日に日本から帰国したばかりなのに、6月にまた日本に飛ぶことになった。


その間にコロラド1往復。



また巨大なデンバー空港に戻ってきた


今年は推定26回飛行機に乗ることになる。


そんなに乗っても航空会社は何かご褒美をくれるわけでなく、ひたすら来週はどこにいるのだ?と考えている。


なぜ日本から帰って来たばかりなのに、また日本にUターンするのか。


実は実家の整理をして売りに出すことにしたからだ。


2023年の11月、売りに出る直前に次男が京都の家がほしい、と言った。


が、その後日本に来たのはたった一度。


京都の家に滞在したのはたった3夜。


コロラドでビジネスを始める準備を着々としていたが、2025年1月に大怪我。


1月末から仕事を始め、2月に京都に来る予定だった次男のスケジュールは、全て変わってしまった。


当分日本に来る予定は立たない。


顎骨折で顔の下半分にズレがあったが、今回見てほぼ治ったなと思った。


やはり若いからいずれ完治するのだろう。


まあ、何はともあれ再来週コロラドからサンノゼに帰ったら、その1週間後に日本に向かう。


京都に1週間滞在し、家に泊まり込んで片付けをする。


こういう感じで、まだまだ家具も残っている
床はアプ(犬)のためにコルクタイルを敷いている


今まで家のメンテは隣人に頼んでいた。


庭の手入れは都度3万円、空気の入れ替えや水道などのチェック1万円、とお金もかかる。


が、隣のご夫婦が始終目を光らせてくださり、それは本当にラッキーだった。


次男は京都の家が大好きで、いずれマリーと子どもたちを連れて日本で休暇をとることを楽しみにしていた。


とはいえ、殆ど来ない上、メンテが大変過ぎる。


なので、もう姉が管理するのも限界、家は日に日に古くなり売りにくくなる。


あなたたちがキープしたいなら、自分たちで管理してほしい、と伝えると次男は「わかった、売ってもいいよ」と即答。


意外とアッサリした返事だったなと思ったが、あとで聞いてみると心の中では本当に辛かったようだ。


が、今自分には収入がない。


そんな自分が家をキープしてほしい、なんてことはとても言えないと落胆していたらしい。


そこにマリーが来て、私が家のことを話すとものすごく怒った。


あの家に今後家族で滞在するのが夢だったのに、なんで売るの!と。


「姉はあの家の維持に大変な思いをしている。庭のメンテ、崖に建った家のメンテ、例えば屋根の瓦が台風で飛んで誰かを傷つけたら誰が責任持つ?誰が保証金を払える?」と色々諭したが、通じない。


タイミング悪く、そこで夫登場。


空気の読めない夫だけには、この場に来てほしくなかった・・・と思ったが後の祭り。


突然だが、今の私の夫への気持ちはこれに尽きる

2025年5月18日日曜日

女性ホルモン

耐性を上げたい。


色々なことに対する耐性。


何かあると、そのことを掘り下げて考え過ぎて落ち込むタイプなので、しんどい。


電車の吊り広告で見た「あっという間に人は死ぬから」という本がベストセラーらしい。


インパクトのあるタイトルだ。


確かにそうなんだよなあ、と、思う。


あと数ヶ月で死ぬかもしれないし、クヨクヨせず楽しく生きるべきだ。


が、最近自分の「老化/ボケ」が気になる。


なら、今必要なのは何か。


女性ホルモンによる脳の活性化?


とはいえ、当然男性との「恋」ではない。


もう完全に枯れ切っているし、会話ナシ、旅行も別々にする夫も一応いる。



最近、京都でステキな男性二人と話す機会があった。


一人目はオシャレなカフェ・食堂のマスター。


外から見たお店の雰囲気とは裏腹に、中はとてもおしゃれな食堂だった。


お料理に使うハーブを裏庭に採りに行くマスター(推定50代)を見ると、おおおおおお‼️と思ってしまうかっこよさ。

オシャレな「食堂」だった


ランチを終えて支払いをすませたあと、レジで話しかけられて10分以上話が弾む。


それだけのことだが、素敵な異性との会話はまだまだ自分の心を少しだけ弾ませるとわかった。


数日後、京都大丸百貨店の隣にあるお寿司屋さんで、カウンター席で隣に座った見た目の良い70代男性に話しかけられた。


ランチのちらし寿司はなんと1500円‼️


東京都町田市に住んでいて、毎年京都ガイド認定試験を受けに京都に来るそうだ。


その際毎回この寿司屋に寄ってお任せで握ってもらうんですよ、と言う男性。


彼が話しかけてくるタイミングは絶妙で、会話を心地よく運んでくれる。


そうか、70代なんて今や若くて活動的でいられる年齢なんだな、とわかる。


こちらも私と姉の(初老婆)二人連れなので、話しかけやすいのだろう。


何歳になっても、話のおもしろい男性/女性もとの会話は楽しい。


でも、新しい男友達を持つことは難しい。


例えカフェだろうと二人だけで行くべきではないだろうし、行きたくもない。


全てが面倒である。


というわけで、女性ホルモンがブンブン出そうな芸能人/有名人は誰だ?と目下模索中である。


しかし電車の広告で見たこのCM
最近の男性は大変だのう

2025年5月11日日曜日

愛宕神社で再挑戦

 昨日(5月9日)帰国した。



日本のお弁当はまだまだ安いと感じたが、
濃い味付けに後半は疲れしまった


日本到着後ユナイテッド航空の特典旅行予約に9日の空席が出たから、帰国便を3日早めた。


なので、往復の日を含めて15日間の旅行となった。


これは他の外国在住の日本人の里帰りに比べて、長いのだろうか、短いのだろうか。


今年は用事があり、あと1、2回帰国する予定だ。


日本で何度も感じたことは、今後もっと食生活を改善し健康な余生を送ること。


女医さんである友人R子さんと、成城学園前駅にある風月堂でランチを食べながら話した。


風月堂はオススメ


それは、75歳から後期高齢者と呼ばれることは、一理あるということだ。


患者さんも75歳を境に、フレイルになっていく方が増える。


姉ともよく話す。


姉の周りでも75歳を境に身体が変わり始める、と実感する友人が増えて来た。


姉自身もそう感じる。


姉との朝食はセイロで蒸した野菜がメイン

夕食は近所の八百一で買った魚と野菜を
優しい味付けで


フレイルという言葉を、ググってみるとこういう説明がある。


加齢に伴って身体的機能や認知機能、精神機能などが低下し、ストレスに対する抵抗力が低下した状態を指します。


やはり、そうか。


自分自身、最近ストレスに対する抵抗力もものすごく低下したと感じる。


認知機能の低下は言わずもがな。


ヨシ、今後は蒸し野菜と女性ホルモンを増やす努力をしよう。


その方法は次回。


とりあえず、今回は階段を上がる機会を増やした。


新橋滞在中も時々愛宕神社に行き、階段を登る。


前回愛宕神社の階段を登った時は52秒かかった。


傾斜度40度、86段、1段が20㌢以上の高さこの階段。



あれからちょうど4年。


前を歩く男性二人に負けたくない!


フレイルには程遠い自分を作るのだ、と思いながら登るがしんどい。


2分ぐらいかかったような気がする。


ストップウォッチを見る。


頭の中で「ロッキー」のテーマ曲が
ワンワン鳴り響いた‼️