サンフランシスコで仕事をする次男と学校に行くマリーが住むために、そしていずれ私と夫が住むために、と2014年5月末に購入契約し、2016年2月に引き渡され次男とマリーが住み始めたマンション。翌年夏にはヒロが産まれ彼らはここで3年半生活した。
もちろんニャンズも |
そのマンションを売りに出すことに決めた。
このマンションの鍵を渡された頃、地域はまだまだ開発途上でお店もほとんどなかったのに、つい最近Chase Centerというアリーナがオープンし、バスケットボールチームが移転してきた。日々有名なエンターテイナーのコンサートがあり、スーパーやレストランも続々とオープンし始めた。
地下鉄も来年(再来年かもしれない)開通し、マンションから歩いて5分で駅(この駅は地上)に着き、そこから6分でユニオンスクエアに到着する予定だ。
やっと便利になって充実した老後生活を始められそうになった途端に気が変わった。私はサンフランシスコに住むには年を取りすぎているようだ。いや、問題は年齢じゃなく私という人間がサンフランシスコに合ってないとようやくわかった。
サンフランシスコは常にどこもが工事中という感じ |
このところサンフランシスコは危険になってきたと思う。必ず携行するように、と次男から渡されたペッパースプレーをとっさの時使える自信がない。そして、不動産価格を吊り上げられ住みにくくなった街では、元からいる住人やお店のスタッフの多くからなんつうか殺伐とした雰囲気を感じるようになった。住民の気持ちにはとても共感できる。同じ立場にいたら私だって苛立つだろう。
それもあり、ここは老後生活を過ごす場所ではないと思い始めたのだ。
つい数日前も住民の無料巡回バスに乗ろうとしたら、 危険人物がバスを待つ人たちに絡み始め、警官が出動した |
この街は京都や東京の住みやすさとは違う。まだまだ多くの人々はフレンドリーだが、街自体がもう私を拒絶し始めている。サンフランシスコは30代ぐらいまでなら住めたかも?と思ったりする。いや、もう少しいけるか?40代?
横断歩道のカウントダウン14で軽〜く横断できる年齢までかも |
サンフランシスコ行くたびに変化し続ける町ですね。たまに遊びに行くのは、そこそこ楽しいですが、わたしは雰囲気についていけません。もちろんサンフランシスコも広いので、落ち着いた中高年にも優しい住宅街もあります?
返信削除早足で道路を渡る、あのアンモニア臭や昼間から雲ではなく、お目目がドヨ〜んとした方たちを気にしないでいられる強いメンタルと体力を持ってる人なら大丈夫でしょうか。老後は住み慣れた場所が一番いいのかなぁとも。←親世代を、見ていて思います。子育ては、郊外が安心ですよね。このコメントを、書こうと思っている間に第二弾アップされてましたね。(^^)/ブログありがとうございました!
けいさん、
削除こんなブログをいつも読んでくださってありがとうございます!励みになります。
子供が生まれる前、つまり35年ほど前は毎週末サンノゼからサンフランシスコに遊びに行っていました。
その頃は今ほどドラッグの問題などはなかったように記憶しています。ドラッグ中毒は本当に深刻な問題ですね。
やはり自分をしっかり守ることのできる自信がないと住めない街かもしれません。
とはいえ、中高年に優しい住宅街はサンフランシスコにも多いです。が、その中に新参者が入っていくには不動産価格が高騰しすぎていますよね。
ホームレスの方たちを救済する模範都市に一刻も早くなってほしいです。サンフランシスコにもこれからlow income housingが建設されるのですが、それに対する反対運動も多いようです。ホームレスの方たちが危険なわけじゃなく、彼らはシリコンバレーの大企業の犠牲者なのに、という思いもあります。
マンションの中の住人同士でさえヒエラルキーがあるんですよ。社会主義者ではないけど、この不平等不均衡はどこかで対策を取り始めないと、世界的に歯車がかみ合わなくなってきていますよね。孫世代が心配です。
この辺りでの子育てはやはり郊外が安心ですね〜。