もう恋をすることなんて二度とないだろうと思っていたのに。
恋心はある日突然やってくる。
我が家のある場所10キロ四方で一番安い家は1.3億円ぐらいだろうと思う。
そこは学校区が悪くはないが、次男とマリーがヒロを行かせたいところではないので、やはり希望の学校区内に家を探していた。
が、そもそも1.5億円どころか1.3億円だって、いや1億円だって彼らは払えないのだ。
私と夫も払えない。
サンフランシスコのマンションを売って頭金の足しにするとしても、次男たちは巨大なローンを借りない限り払えない。
が、託児所に二人預けるだけで$5000かかるシリコンバレー。
冷静に考えるとどうしても無理なのだ。
だが、家がほしいと思ったことのある人にはわかってもらえると思うが、彼らはこう考える。
今買わないと値段はもっと上がるのではなかろうか、この家を買わないともう二度とこんな家は出てこないのではなかろうか、と冷静にはなれないものなのだ。
そんな家を今日私は見てしまった。
次男たちが好きなゴルフ場のある地域、この地域のことを私は知らなかったし興味もなかった。
なのに、今日行ってみたオープンハウスでこの地域に恋をし、そこにあるこの家に恋した。
昨日は5軒家を見たのにもうその5軒なんかどうでも良くなった。
今日見た家の写真を一挙公開します。
一応6軒目。延床面積2695(250平米)、土地面積14520(1348平米!!408坪!)、築57年。
![]() |
家の幅が広すぎて写真に収まらない |
![]() |
裏庭が広すぎて家具がおもちゃに見える |
![]() |
普通ならこれが裏庭のサイズだが、これはサイドヤード(家の横庭) |
![]() |
とにかく広大な庭 |
![]() |
この庭の維持費はすさまじいだろう |
![]() |
ダイニングルームからキッチンを見たところ いずれリフォームする必要はありそう |
さて、私が恋したのは裏庭と家の内装もだが、この In-law suite/Granny suite(日本ではグラニーフラットと呼ばれるらしい、いわゆる離れ)。
おばあちゃんのための部屋、あるいはメイドの部屋、あるいは義理の親の部屋、という部分。
車庫を隔てて増築された部分だが、寝室、キッチンと食卓になるカウンター、洗濯室、バスルーム、それに大きなクローゼットがついている。
![]() |
小さい方のドアからは庭に出られる 大きなドアは奥行きのあるクローゼット |
![]() |
キッチン部分と裏庭を見渡す窓 |
![]() |
バスルーム |
![]() |
廊下部分に収納棚 |
![]() |
専用の洗濯室 |
が、気になるのは値段である。
なんと$1.875M、2億円ちょっと・・・
これはPalo AltoとかMountain Viewなどのサンフランシスコにもっと近い街に比べると半額ぐらいなのかもしれない(いや、全然見当もつかないが)。
あら、安いわね、と感じる人もいるだろう。
が、私には全く手が届かない。
いや、次男とマリーも今の倍以上のお給料をもらわない限り、手が届かないだろう。
しかも、固定資産税だけで毎月$2000を超すことになる。
計算してみよう。
家を買うには頭金を20%入れないといけない。
つま$り379K、4100万円が必要ということだ。
80%をローンにする。
3.8%の利子として毎月の支払いは$7000。
それプラス固定資産税が$2000。
家の保険などを入れて毎月ざっと100万円。
いや、計算するまでもないのはわかっています。
わかっているけど、もしも・・・、もしも・・・と考えるのは楽しいでしょ?
いいよね?それぐらい楽しませてもらっても。
バチ当たらんよね?
それにもしかして年を取って一人になり、一人暮らしが不安になったら『グラニーフラット』に住める?とふと甘い考えがよぎる。
年老いた親と住むこと、そして介護がどんなにつらいことかわかっているから、自分の子供には絶対同じ苦労をさせまい、といつも思う。
年を取ったら老人ホームに入ろう、と思っているにもかかわらず、こういう時つい本音が出るのだろうか。
この家ごっつぅええよぉ〜、と次男にテキストメッセージを送った。
写真を見た次男、ワオ、すっごい裏庭。
車もたくさん駐車できそうだしいいなあ、という返事。