2021年6月22日火曜日

車とトウモロコシ

 さて、コロナ感染対策規制が緩和されたカリフォルニア。


緩和された途端出歩きたくて仕方ない。


ピーツ、Nordstrom eBar(デパートの前にある小さなコーヒースタンド)、スタバなどなど友人を誘って行くと、マスクをつけていない人はほぼいない。ピーツやスタバも「店内ではマスク着用」と貼り紙があり、座席数もコロナ以前より少ない。


Trader Joe'sでも、店員さんはもちろん客も全員マスク着用。


緩和はされたが、コロナ前に戻ってはいないのだ。



金曜日の正午に行ったモールはクリスマス前か!と言いたいほどの人混みで、午後2時半にモールを出る時、多くの車が駐車スペースを探してグルグル廻っている。高速道路も渋滞が始まっていた。


緩和されて初めての金曜日。人々はこの日を待っていたのだろう。


さすがにこの人混みを見ると、また変異株などでコロナ感染拡大が始まるではないだろうか、と不安になる。


これは5月23日、東京のとある地域の人混み
この写真から場所がわかる人は、この地域に詳しい人でしょう

答:神楽坂


日本にもまた行きたいが、入国後14日間の隔離規制がなくなるまで待ちたい。


現在のアメリカから日本への入国制限に関しては、この旅行代理店の情報が詳しい。



カリフォルニアはそろそろ職場復帰をし始める人が増えたから、高速道路の渋滞も始まった。独立記念日である7月4日の連休が終わったあと復帰せよ、などと勤務日程が職場から知らされる人も多い。


ハイブリッドと呼ばれる形式、つまり週3日は職場/2日はテレワーク、といったパンデミック以前とは違うテレワークを交えた勤務形態での復帰が多い。


私の家族で言えば、夫(アメリカ企業)ーまだはっきり知らされていない、長男(日本企業)ー同じくまだ決まっていない、長男義母(日本企業)ー現在ハイブリッドだが7月6日からは完全職場復帰、次男(アメリカIT企業)ー現在完全テレワーク、9月以降ハイブリッド、次男妻(アメリカIT企業)ー今年いっぱい完全テレワーク、来年からもほぼテレワーク、という復帰形態になりそうだ。


去年リストラされるかも、もう辞めるかも、と言っていた夫(過去30年ほぼ毎年言っている)もそろそろ職場に行く日が増えてきた。そうなるとどうしても車は2台必要となるので、長男が使っていない車を借りてきた。


が、いつまでも借りているわけにもいかない。


以前リースしていて、私が一番運転しやすいと感じていたボルボS60をまたリースしよう、ということになりディーラーに行った。


そして、その途端高齢の客にぶつけられた。


去年の追突事故のあと修理してもらったショップに
持って行き見積もり


車が増えると頭痛の種も増えるが、アメリカで車がない生活は無人自動車が市場に行き渡るまでは無理だ。


保険会社、修理店、レンタカー店との連絡、などなど本当に車の事故は後始末が面倒だが、自分もいつ事故るかわからないので、その辺はお互い様と我慢するべきなのだろう。


左が長男から借りた車スバル、右がレンタカーのシェビーマリブ


が、結局そろそろガソリンを使う車はやめる方向にして、電気自動車で環境汚染を少しでも食い止めようと考え直す。そして、月額とガソリン代を考えると結局お得なテスラをリースすることに決めた。


一番安いテスラModel 3を契約


息子たちは二人共3年以上テスラを運転していて、その運転しやすさを強調していた。そして私にも、一旦テスラを運転し始めたらもう他の車には戻れないよ、と力説する。


が、彼らは私がもうおばあさんであり、新しいことを習得することが難しくなっているのだということが理解できないらしい。リースの契約をしてしまったものの、不安だ。


7月末の納品までに脳トレを急いでするか。いや、脳トレでどうにかなるような脳ではない。



私は自分の鞘の中で子供をこうやって⬇育て、身も頭ももうボロボロなんである。


トウモロコシの皮をむいたらこどもがいた!


今から新しいことを習得するなんて無理だ。ラジオはボタンを押してチャンネル変えたい。やっとキーレスエントリーの車に慣れたのに、近寄っただけで勝手にドアハンドルがニョキニョキ出てくるような車は無理だ。


そんなものに、慣れるには年を取り過ぎている。


ほら、このトウモロコシだって、子供部分を取ったあと一列なくなっているのが見えるではないか。

子供を育て終わったあとの私の脳細胞だな、これは

2021年6月16日水曜日

コロナ感染対策規制が緩和された!

 今日、コロナ前の生活が戻ってきた。



6月15日、カリフォルニア州ではコロナ感染対策規制が緩和されたのだ。


ほとんどのレストランやカフェ、お店に入る時の人数制限がなくなり、ワクチン接種を終えた人は屋内でもマスクをつけなくて良くなる。


映画館やジムも営業を再開する。病院、学校や飛行機、電車の中などでは引き続きマスクは必要だが、レストランやカフェにマスクなしで入れるなんて、去年の3月のロックダウン以来のこと。



しばらく前から、ワクチン接種を終えた人は屋内でも集まって良いことにはなっていた。


だから長男家族ともマスクなしで、庭ではなく家の中で集まることはできた。


サキ母Mよさんと、サキと3人で遊歩道を歩いて
アウトドアのモールに行く(片道7千歩)


長男の家の近くにできたアウトドアのモールには、テラス席のレストランが多い。


人々が談笑しながら食事している。


以前は当たり前だったこの光景が、もう1年以上ベイエリアから消えていたのが改めて信じられない。






これはサンノゼにあるValley Fairというモール
ここにもアウトドアのレストランが増えた



ついこの前までは、日本の方が営業しているお店はずっと多かったのに、今はカリフォルニアの方が多い。


どこも営業を再開し始めた。これから街の活気が戻ってくるだろう。

5月の有楽町高架下はこんな感じだった


病院の駐車場にテントを張って行われていたコロナ検査。


もう検査を待つ車の行列はなくなり、テントも片付けられた。今やサンフランシスコは(コロナに関しては)全米で一番安全な街だそうだ。


5月31日から6月13日までの2週間の新規感染者数は、サンフランシスコ郡は181人、サンタクララ郡が396人。


自分が住んでいる地域のワクチン接種率はいかほどか。


このサイトで調べると、私の家がある地域では(郵便番号による6月10日時点でのデータ)12歳以上の80%が2度の接種を終え、1度目の接種を終えた人も10%を超えている。



さて、先日のこと。


更新もめったにしないこんなブログなのに、読んでくださっている同年代のKみさんからメールをいただいた。


サンノゼに住んでいらっしゃるということで、何度かメールが行き交ったあと、会いましょうということになった。


KみさんとはVeggie Grillというレストランに行き、アウトドアランチで話がはずんだ。


そして(眉下切開)手術の跡は全くわかりませんね、と嬉しいお言葉をいただいた。


自分ではもう傷にも慣れて、鏡を見ることもなくなったが、人から見ると傷が生々しい?もしかしたら以前の顔と少し違う?何か違和感がある?というような不安はやはりまだ少しある。


下垂のひどかった右目は視界が開けたように感じていたが、それは気のせい?と思うこともある。


元々下垂がひどくなかった左目が右目を補っていたのだろう。


右瞼の重さは確実に軽減された。そして、その分頭の重さは緩和されたような気もする。


とにかく手術の大きな効果を実感するまでには時間がもう少しかかりそうだ。


生粋の江戸っ子であるKみさんとのランチはメキシカン風


そして、私にはまだ大きなハードルが残っていた。


Mだ。



30年来の友人M。とてもとても善良で正直なM。私への遠慮も全くないM。


以前は1ヶ月に1度はカフェに一緒に行っていたのに、コロナ以降ほんの数分立ち話をするだけだったM。


Mは、私に会うとまず「痩せた?」「なんか目が腫れてる?」「今日は顔が赤くない?」など必ず外見に関するコメントをする。彼女にとってこれは挨拶なのだろう。



そのMとle Boulangerというカフェスタイルのレストランで会うことになった。


Mは私を見てなんと言うのだろう。


「あれ?なんか目がxxxない?(私が自分では気がついていない何か)」


不安だ。



待ち合わせたle Boulangerに現れたM。


Mが私を見た。


Mが言う。



「髪が伸びたね。そろそろカットが必要?」だった。


最大のハードル、クリア!

2021年6月4日金曜日

眼瞼下垂手術後ほぼ1ヶ月

 カリフォルニア州は日本入国後隔離対象州の一つに指定された。


検疫所が確保する宿泊施設に滞在し、3日後に改めてPCR検査を受ける必要がある。



私が4月に日本入国の際、一番チェックが多かったのはコロナに感染していない、という陰性証明書だった。


これさえ日本政府の求める必要事項がちゃんと記載されていれば大丈夫、と感じた。


とにかく、眼瞼下垂をもう一刻も早く治療したい、という気持ちがあり日本で手術を受けたのだが、眼瞼下垂が起きるとどういう症状が出るか。


私は疲労感、自律神経失調症、肩こり、頭痛、眼精疲労、という眼瞼下垂によって起こる5つの症状がほぼ全て当てはまった。


頭痛というほどでもないが、頭の中にいつも水が溜まっているような重さはあったのだ。


肩こりや眼精疲労は軽減したような気もするが、まだ術後1ヶ月も経ってないのでこれははっきりとした結論は出ていない。


が、瞼が軽くなった(特に右瞼)というのははっきりわかる。



見た目的には3つの気になる(というほどでもないが)点がある。


これは眉下切開手術を受けたあと、よくあることらしいので、今後手術を受ける方にもお知らせしておきたい。


切開した部分の傷も気にならなくはない、ということで、それを1つとカウントする。


この傷はいずれ薄くなるだろう。




2つ目。左瞼は全体を切開していないので、切開部分が始まったところから下に向けて少しひきつれている。


写真でおわかりになるだろうか。


まだ現在は瞼にある程度の腫れがあり、日々変化しているので、最終的な状態はわからない。


これは手術から48時間後、左眉中央にひきつれた
ところがあるが、今現在もある


3つ目。左眉すぐ下には、縫合した部分にできやすいドッグイヤーという膨らみがある。



膨らみが見えるでしょうか
睨みつけてスンマセン(写真に収めるのが難しい)


さて、一番治したかった右目は常に涙が出る、という状態。


これは手術のあと1週間は全く涙が出なくて、これで治ったか!と狂喜した。


右瞼の切開部分傷はこんな感じ(眉は描いている)
それから目頭側が特に腫れている



が、術後ほぼ一ヶ月の現在、涙に関してはもとに戻ってしまった。


つまり、涙が出る時はノンストップで出る状態。空気の状態によるのか、とにかく一度涙腺専門医に診察してもらう必要がありそうだ。



ちなみにアメリカでは眼科医の診察を受けたが、原因はわからず。眼瞼下垂に関係があるかもしれない、と言われた。


六本木にあるF作眼科では、ドライアイという診断だったが、目薬などで改善していない。


この涙さえ治療できれば、見た目は全く気にならないとは言わないが、もう年だし考えることもあまりない。


元々ガタガタの肌で、綺麗とは言われたこともないのだ。


それに毎日、前日よりは1日年を取っているのだ。今日を楽しもう。


もう終活(ってあまり好きな言葉ではないが)を始めてもいい頃なのだ。



今回は時差ボケが結構つらいのだが、物を捨てよう、と毎日部屋を見回している。



う〜ん、これは?


こんなに必要?


イヤ、こんないいモン、捨てられますかって