今年はまるで赤道直下の国のように猛暑が続いた。
こちらでは、7月15日に帰って以来、殆ど暑い日がなく夏が終わろうとしている。
サンノゼの8月の最高気温は24度ぐらいで、京都の10月中旬頃の温度だ。
『ゴメン、姉』と思いながらも日本の暑さをどうしても忘れてしまう。
不思議なもので、こういう感覚はすぐ記憶から抹消されてしまうようだ。
この写真は今年の8月8日から1週間の、サンノゼと京都市の最高気温と最低気温のチャートだ。
今調べてみるとその1週間の京都の最高気温は、連日38度か低い日で37度。
母の介護をしている時、よくストレスをためないようにしなさい、と人から言われた。
親のことも大切だけど、自分の身体をまず一番に考えて、できないことはできないと割り切りなさいと言われたものだ。
しかしそれはむずかしい。
真夏にどんなに暑くても、父のことで施設から呼び出しがあれば駆けつけなければならない。
夜中に電話があるかもしれない、と落ち着かない思いで寝る。
朝起きても疲れている。
それでも父が夏の上履きがほしい、と言えばお店に連れて行かないといけない。
父に付き合って走り回ると『自分の方が先に死ぬんじゃないか。』といつも思う。
5月の気候の中でもそう思う。
38度になる夏の京都で、その思いは切実だろう。
再来週の日本行きの準備を始めた。
まずは根津で漢方薬局に行く予約をした。
漢方やマッサージなどいつもならお金を惜しんで我慢することも、今回は我慢しないことに決めた。
父の世話の日々を、少しでもストレスを軽減しながら乗り切るためだ。
この3日間ほど青梅慶友病院のことを何度も考えた。
父がいずれ今のホームにいられなくなりこの病院に入るとしたら、個室しかダメだろうから毎月62万円。
我が家のキッチンのリフォームは多分全部で6万㌦ぐらいになりそうだ。
まだ見積もりは出ていないが、これは電化製品を全て含む金額だ。
そもそも、ここまでのお金を使う価値はあるのか、そんなお金を使ったら生活は大変になるのではないか、と最近考え直し始めている。
リフォームの代わりに父を慶友に入れる、と想定してみる。
リフォームの代わりに父を慶友に入れる、と想定してみる。
そのためには自分のためのアパートも、近所に探さないといけない。
病院はJR青梅線の河辺駅のそばにあるらしい。
一体それがどこなのか見当もつかない。
調べてみた。どうも東京の西らしい。
河辺駅から徒歩25分、あるいは西東京バスあるいは都営バスで12分、病院の送迎バスもある。
よし、河辺駅近辺にアパートを借りよう。
Yahoo不動産で検索すると、あるわあるわ、河辺駅近辺にはものすごい数のアパートがある。
駅から徒歩7分以内、築10年以内に絞る。
それでも数が多い上安い。
これが月額5万6千円。3階建ての最上階。南向き。
東京までは立川経由で79分。
これって通勤圏内とも言えるのではないか。
片道890円。
京都からだと片道それプラス12000円なのだから、ずっと安く遊びに行ける。
毎週末東京駅や銀座に遊びに行こう。
なんだか嬉しくなってきた。
しかしお金のことをもっと具体的に考えてみる。
(62万+6万)x12=864万円。
2年で1728万円。3年2592万円。4年3456万円。5年4320万円。
肺炎で人工呼吸器の相談までしたあと復活した父だから、あと10年生きることもありうる。
となると8640万円。
段々気分は盛り下がる。


