いろんな心配事が次々と起きて、朝目がさめると真っ暗な気持ちなのに気がつく。
それは小さなことから、人生を暗転させてしまう可能性があるほどのことまでの心配事で、私にとっては介護が終わって以来最悪のストレスになっている。
ブログを書いても書いてもネガティブなことばかりになってしまい、いや、これはいかん、と公開できないことが続いた。
心配事は次男とマリーのことに関することがほとんどだ。
彼らの様子を見ていると、本当に色々な不安がつのってくる。
『マジ?』というようなことばかり起きる。
長男とサキとは時々FaceTimeで話すし、1ヶ月に1度は彼らの家を訪問し裏庭で2メートル離れてランチを食べながら話す。
33年通っている歯医者さん助手からの手作りマスクを 長男たちにお土産として持って行った |
彼らは子供を持たないと決めているので、その点に関してはそれで良かったと思う。
子供を持つことによって人生が潤う部分はあるが、心配事やストレスもものすごく増える。
彼らは近所に住む血のつながりのない遠い親戚の子供の子守を頼まれたり、これまた血のつながりのない伯母の病院通いをサポートしている。
こうして、彼らなりに人助けをしていて、これは嬉しい。
サキの飼い猫カイちゃんも外に |
長男とサキ母 |
こうして、彼らなりに人助けをしていて、これは嬉しい。
彼らが子供を持たないと決めたことにサキ母は、もしかしたらまだ彼らの気持ちが変わるかも、という希望と、でも孫の顔を見ることはないのかも、という失望感があるということだ。
その気持ちはよくわかるが、家族が増えることは心配が増えることでもある、と思う。
こうして、子供のことばかり心配することにとても疲れている。
こんな時、一番慰めになるのは日本に行き美味しいものを食べ、歩いて神社仏閣に行ったり、日本の景色を見ることだが、勿論今は日本にも簡単には行けない。
それでもシカゴ在住のMささんは、勇敢にも使い捨てビニールレインコート、ゴーグル、手袋の重装備でガラガラのオヘア空港を今朝飛び立った。
無事日本に着いたらテキストをくれる、ということだがどんな滞在になるのだろう。
Mささんのようにご両親のお世話、という緊急性のある人の日本行きは仕方ないが、私のような気分転換のために行きたいなどと言うのは今は許されないだろう。
が、この気分の落ち込みから抜け出すために、日本にビニールレインコートを着て飛行機に乗る自分を頭に描いてみたりする。