言わずもがな、であるがデンバーはコロラド州の首都である。
そのデンバーから車で数十分のところに、次男一家は引っ越したのである。
1月7日、デンバー空港に着いた私はびっくりした。
飛行機を降りて、チェックインした荷物を引き取るターンテーブルが途方もなく遠い。
預けた荷物をピックアップするために、⇒⇒⇒というサインを追って行くと、着いたところは「荷物ピックアップエリア行きの電車乗り場」だった。
空港から次男の家に着くまで、遠くに見えるロッキー山脈をユタの雪山と比べてしまった。
ユタの、眼の前まで迫った雪山の景色の方が、私は好きだ。
と、最初からなんだかネガティブな先入観を持って次男の家に到着した。
さて、私が到着する10日前、マリーと孫ズが到着する8日前、次男は既に単身コロラドの新居に引っ越していたのだ。
次男が起業するためには大きな土地が必要で、コロラドに買った家は甲子園球場と同じ面積の土地に建つ。
床面積はサンノゼの家の2倍である。
当初私は地下室に住むつもりだったが、実際はなんだか気が滅入る空間で、バスルーム付きの地上の部屋に移った。
子どもたちが新しい環境にうまく溶け込んで行くのは8歳以前、と信じていた次男は上の子ヒロが6歳の今しか転地のチャンスはない、と考えたということ。
が、次男のことだ。
またすぐ新しい理由を作って、どこか他の地に引っ越すのだろう。
私がこの地を訪れて以来一昨日までは雪が降ったりやんだりで、私はとても運転なんかしたくない。
なので、美しい建築のモールに行き歩きたいのだが、運転できないから次男かマリーに連れて行って、と頼まねばならない。