日本からサンノゼに帰ってきて2週間になる。そろそろ『再入国許可証と米国市民権』シリーズも再開したいが、気力が湧いてこない。
|
SFではすぐ近所に来年地下鉄が開通するらしい
だが、今は『それが何か?』という気分 |
なにしろ日本恋しい病にかかってしまったようだ。去年まではアメリカにいる方がずっと楽しい毎日だった。なのに、今はどうしても思い出せない。一体アメリカで何を楽しんでいたのだろうか。
|
日本を出る直前まで桜が咲いていた
これは飯田橋で見たお堀端の桜 |
2週間の間に2度外食をした。日本では、子育てを終え介護を終え、大学の費用を心配することもなく美味しい物(注:上限1500円!)を食べ歩く楽しさを味わっていたのに、こちらではチップ込み1500円のランチなんて皆無だ。
|
タイ料理(名前は忘れた)チップ込み1800円ぐらい |
|
GroveというおしゃれなSFのおしゃれなレストランでキューバのサンドイッチ
アイスティーと共でチップ込み2200円ぐらい |
近所の花が咲き乱れていて美しい。
|
カリフォルニアは空の色が日本となんとなく違う |
長男は結婚指輪もできあがっていつでも結婚する準備ができた(のだろうか)、次男は先週育休を終え無事仕事に復帰し、ヒロは順調に成長している。友人とも会ってカフェでおしゃべりする時間は本当に楽しい。
夫も物を捨て始めてくれた。
|
使わない工具類やラケットなどがなくなった |
なのにむなしい。
毎日泣きたいような気分になっている。
|
桜の上に降る雪がすばらしかった(円覚寺) |
むなしい。もしかしてこれは孫源病なのだろうか。子守りなんかするつもりはなかったのに、やはり保育所が休みだったりすると手伝ってあげないと、という気持ちになってしまう。もしかして息子夫婦からは『かわいい孫でしょ?子守りするのも楽しいでしょ?充実しているでしょ?』と思われているのだろうか。
家族が集まると笑いがある。その楽しい時間を過ごすとやっぱり家族!と思うのだがそこで自分はいつも裏方だ。
死ぬまで自分が主役でいてもいいのではないのだろうか。つまり、子供や孫の心配もなく好きな時に好きな物を食べに行って、好きな時に友人と会い、好きな時に旅行してもいいのではなかろうか。なのに、子供や孫のそばにいると自分はひたすら働いている。
私はやはり日本で老後を過ごすべきなのだろうか、と心が揺れ動く。
|
やはりこの尻と後頭部はかわいいのだが・・・ |