2013年8月11日日曜日

父、認知症テストを受ける

父は亜型アルツハイマーと診断されている。




物忘れがひどくなったのはちょうど3年前。


それから少しずつ進行している。


昔のことは細かく覚えている。


計算も漢字を書くこともほぼ完璧にできる。


普通に会話もできるし、洞察力や分析力もある。


でも数分前の会話は覚えていない。




進行状態を調べるために、先月長谷川式テストを受けた。


長谷川式テストは認知症検査で、9の質問から成り立っている。



記憶、注意力、場所の見当識、言葉の流暢性などを調べる。


  1. お年はいくつですか。
  2. 今日は何月何日ですか。何曜日ですか。
  3. ここはどこですか。
  4. これから言う言葉を言ってください。あとからもう一度聞きます。さくら、猫、電車。
  5. 計算をしてください。100から7を引いて行ってください。
  6. これから言う数字を逆に言ってください。6−8−2。3−5−2−9。
  7. 先ほど覚えてもらった3個の言葉を言ってください。
  8. これから5個の品物を見せますから覚えてください。
  9. 知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。


結果は30点満点中27点。


9の設問ではきゅうり、じゃがいも、さつまいも、三度豆、茄子、キャベツ、タマネギ、と答えだすと止まらない。


10個以上列挙したあとで油菜という野菜まで出る。

8.の5個の品物



父が答えられなかったのは2、7、8。


7の設問では、数分前に覚えてください、と言われた3つ言葉(桜、猫、電車)のうちの1つを思い出すことができない。


ヒントを言われてやっと思い出した。


8では最初に品物を見せられた時、『時計、歯ブラシ、スプーン・・・』で止まってしまった。


父は鍵を認識できなくて固まっている。


顔には大きな?マークがついている。


しかし、父は何か言わないと、と焦ったのだろう。




鍵を見つめながらおごそかに父が言う。



『大根おろし』

まあ、似てなくもないですがね



私の横に座っている姉は笑いをこらえているのか、プルプルと震えている。



父はやはり鍵を大根おろし器と認識したことに自信がなかったのだろう。


最後にもう一度8の品物は何でしたか、と聞かれても鍵だけ思い出すことができなかった。


計算、数字の逆唱、言葉の流暢性など完璧にできる父だが、結果判定に際して鍵を握る設問は7だそうだ。


これは遅延再生の障害を調べるもので、アルツハイマー患者は他の設問に正答してもこの設問だけは正答できないケースが多いらしい。



そのあと時計を描く。


長針短針を使って9時半という時刻を描き入れることもできる。


立方体と五角形も描ける。



結果精神科医の所見は亜型アルツハイマーということだった。




夜シャワーを浴びながら、検査の時の『大根おろし』の場面を思い出して笑いが止まらなかった。


アルツハイマーが少しずつ進行していく父のことを考えると不安になる。


話しているとイライラすることもある。


でも、笑える瞬間も多い。



スーパーに一緒に行く。父は歯磨き粉を買うが、5分後には忘れる。


自分が買った歯磨き粉を見て『おお、ちょうど歯磨き粉がなかったが買って来てくれたか。ありがとう。』と言う。


そんな父の姿は哀れで悲しいけど、そこにはユーモアも漂う。


暑がりで腰痛持ちの父
扇子、クッション、手帳が三種の神器



思い出し笑いをしながらシャワーを終えようとした。



しかしシャンプーのあとリンスをしたかどうか、どうしても思い出せなかった。

2013年8月10日土曜日

花

午後中お店を廻った日。まずはサンノゼ空港のそばにある、アジア系のお店。

御影石のお店
粗悪品だった

タイルのお店
調理台後方部分用

大理石のお店

御影石を一枚一枚見て廻る

シンクのお店

こちらの最高気温は毎日25℃ぐらいだが、それでも疲れ切ってしまった。それに直射日光を浴びて、今日の数時間でさぞかし皺シミも増えて、劣化したことだろう。

お店にいけてあったこの花。名前は何だろう。

癒される


2013年8月2日金曜日

秋の日本行き

イリノイに主張中の友人Yから毎晩電話がかかってくる。夜ホテルに一人でいるのが寂しいのだそうだ。色々と笑い話をしたあと、これで気持ちよく眠れそうと電話を切る。確かにホテルで一人というのは手持ち無沙汰だし寂しい。

やはりホテルに泊まるなら日本が楽しいだろう。例えば東京や京都のホテルなら、すぐ
そばにコンビニやカフェがある。デパートで買い物をしたあとはお弁当を買って来て、部屋でテレビを見ながら食べてもいい。

一度泊まってみたい東京ステーションホテル

9月の日本行きチケットをそろそろ予約しないといけない。関空に飛ぼうか、成田に飛ぼうか、帰りはどうするか。10月中旬の父の90歳の誕生日には日本にいてあげたい。それなら9月の終わりに行って、10月の終わりまで滞在するか。いや、今度森先生に診察してもらったあと、薬の量が変わったりするとまた何か問題が起きるかもしれない。それなら9月中旬までには行くか。

ウェットティッシュは父の必需品
何でもこうして標語を書く

と色々考えながらユナイテッド航空のサイトを見る。マイレージで取るのだが、うまく往復のチケットが取れない。飛びたい日に空席がない。サンフランシスコ空港まで送ってもらえる日のことも考えないといけない。となると往復週末にしないといけないのか。今回は東京で食べ物を買ってこちらに持って帰りたいので、できれば成田から帰国したい。でも、成田からは週末空席がない。


東京はやはり垢抜けた街だなと思う。京都から東京に行く新幹線では左側に座る。勿論富士山を見たいからだ。東京に近づくと山手線の電車が見える。ああ、東京に来たなあと思う。京都に帰る時は右側に座る。が、前回は左側に座った。すると左側に見える景色はいつも見る景色と違って、まるでアメリカのようだった。
東京を出てすぐ左側
これは一体どの辺なんですか?

やっぱり9月は成田に飛ぼうかなあ。勿論一番の目的はこれ。紀伊国屋おにぎり!


あ〜、早く食べたい。

2013年7月31日水曜日

棚の移動

次男は年に1度ぐらいの頻度で部屋中を掃除する。そのたびに家具の位置を変えて、大々的に物を捨てて、部屋は本当にきれいになる。今回は窓のある壁に作り付けの棚を全部はずすことにした。これは15年前にこの家に入居した時、大工さんに作ってもらったものだ。


数年前からこの棚がいらない、と言い続けていたのだが、せっかく部屋にピッタリのを作ってもらったものだから、部屋に置いておくようにとどうにか言い含めていた。

それでも部屋を自分の思うように使いたい、という気持ちもわかるので出すことにした。その行き先はどうするか。

ふと思いついて書斎のサイズを測ってみた。すると窓の両脇のスペースは、棚のサイズとほぼピッタリ同じだとわかった。ここに父のコレクションしていたカメラを置けば書斎らしくなるかな。書斎には長男のゲーム類が山のようにあって片付かない。やはりこの部屋に移すべきか。次男の部屋の棚を書斎に移した。書斎には本やゲームなどがごちゃごちゃと置いてあるし、玄関すぐ横の部屋なのでもうちょっときれいにしたい。


棚はものすごく重く、2階から持って降りるのは大変だったが、計測通り幅はピッタリだった。ところが高さを考えてなかったのだ。こういう時インテリアデザイナーなら、あらかじめ頭の中で全体のイメージを把握することができるのだろうが、素人のつらさ。部屋に置いてみて初めて、窓とのバランスが合わないことがわかった。おかしい。ものすごくおかしい。


棚の高さをもっと上に延ばして、窓の高さとバランスを取らないといけないだろう。色々と調べてみたが、やはり窓の高さよりも棚が低いとおかしい。下の写真のようであるべきだ。つまり、この天井までの棚とベンチ両横の延長部分も、プロジェクトの1つに追加された。多分ディキンソンに頼むことになるだろう。


もう何だか何もかもいやになってきた。キッチンは解体したあと1ヶ月半使えない状態だと言われた。つまり2ヶ月は使えないと考えておいた方がいいだろう。それもお金がかかる。最初の計画通り、3000㌦でペンキ塗ってもらっておしまいにしたくなってきた。

でも、シンクを見るとやはり突き進んで行かねば、と思う。このシンクでよく15年も我慢できたな、と思うともう1日も使うのがいやになる。シンクは左側に生ゴミのディスポーザーがついているので、そちらにお鍋やお皿を入れないといけない。ところが左側はものすごく小さく、お鍋が入らない。いや、お皿さえ入らない。右側は無駄に大きいけどお皿洗いはできない。


このシンクをつけ直すにはカウンターの御影石を全取り替えしないといけない。せっかくならキャビネットの使いにくいところも同時にどうにかしたい。となるとプロジェクトを進めるしかない。

あ〜あ、目が覚めたら全てのプロジェクトが終わっている、というのならどんなにいいか。

2013年7月29日月曜日

ソフィット

キッチン解体前にキャビネットの上のソフィットと呼ばれる梁のような部分に、何か隠されていないかどうか調べることにした。を全て壊してキャビネットと天井の間に空間を作るつもりなのだが、そこには電線などが通っているかもしれない。

これがソフィット
このソフィットというのは、我が家が建てられた1998年頃は流行っていて、その頃建築された家にはよく取り入れられたスタイルだ。キャビネット上部からソフィットの底に穴を開けて、iPhoneを入れて写真を撮った。

天井にiPhoneが入る穴を開けた
果たしてそこには電線からパイプから、たくさんのものが隠れていた。つまりキャビネットの工事の前に、このソフィットを壊して内部にある電線などを、全てどこかに移す工事をしないといけないのだ。

Phoneで撮った梁の内部
電線が何本も通っている
ソフィットを壊して新しく壁を作る工事、キッチンのシンクの取り付け、電気とガスの工事、今キッチンのカウンターに使っている御影石の取り外しと廃棄、キャビネットの取り外しと廃棄、この準備段階の工事の見積もりは2800㌦と出ている。ところが、このソフィットに隠れていたものを移動する追加工事に、1000㌦ぐらいかかるそうだ。

見えないところにお金をかけるのが本当のおしゃれ、と言われるが、見えない壁の裏の工事にお金を使うのはもったいない。

電線の他に大きなパイプまであった

ところで今日は長男の誕生日。もう子供ではないが、家に住んでいる間はやはりお祝いしてあげたい。ところが、金曜日から友人とハイキングに行って帰って来ない。せっかくアイスクリームケーキを買ったのに。帰って来たのは夜の11時45分だった。食べる?と聞くと少し食べるということ。


こんな時間に食べてもいいものだろうか。もう歯も磨いたんだけどなあ。でもせっかくだから、と夜更けに二人で食べた。


はい。大きい方をいただきました。

2013年7月26日金曜日

赤いオットマン

途中で完全に停滞してしまったフローリングだが、もうイライラするのはやめることにした。



昨日ジェリーが電話してきて、今日か明日契約書を交わすという約束だったが、その後ジェリーから連絡はない。



他のプロジェクトがあるので、そちらを進めることにした。

サンノゼは乾燥している
夏は山が茶色になる



とにかくキッチンのキャビネットを誰に頼むか、ということを決めないといけない。



ホームセンターかポールか。ホームセンターはのキャビネットは、Thomasvilleという有名は家具会社が作る。



だが、実際のキャビネットのサンプルを見ても、『よし、これだ!』というアドレナリンが出なかった。



先週見つけた業者、ディキンソンに見積もりを出してもらうことにした。




ディキンソンのワークショップに行ってみた。



思ったよりも大きな所で、この前ナパバレーのワイン会社のオーナーのキッチンを手がけた、ということだ。



その写真を見せてもらった。



我が家のキッチンの5倍ぐらいの大きさだ。



品質はどこよりも良い。



ただ彼のワークショップはキャビネットを作るが、取り付けはしてくれない。



自分たちで業者を探さないといけない。



とにかくディキンソンは土曜日の朝8時に家に来て、計測をしたあと見積もりを出してくれるということ。



今の時点ではディキンソンが浮上してきている。



ポールのワークショップには2度行って、全部で3時間ぐらい話した。



個人で経営しているベトナム人のポールにできるなら頼みたい。



が、ディキンソンのキャビネットには何か心惹かれるものがある。





ところでこの前フェンス業者が工事を終えて帰ったあと見たら、ポストを建てる時に掘り起こした土を花壇に捨てていた。



花の上だったので気分が悪い。



一応そのことを業者にメールしておいたのだが、今日返信があった。



おわびに76㌦返金してくれるそうだ。




その76㌦で嬉しくなったわけではないが、ディキンソンの帰り道にモールに寄った。



そこでPottery Barnというお店に行って白いラグを探す。



家を売る時に、ここの家具やアクセサリーで家を飾ると、売りやすくなると言われるほど人気がある。


この家を買うとこういう生活ができるのか、と買い主がイメージしやすくなるからだそうだ。



そこで赤いオットマンが目に飛び込んで来た。



今朝家を出る前に、どの部屋もブラウンや白ばかりで色が全くない、なんて退屈なんだ、と思っていたところだった。






大胆過ぎるかなあ、と逡巡する。



でも、冒険もしてみたい。



これからはもっと色も使ってみたい。



しばらく迷った末、買った。





仕事が終わって帰って来た長男が見て、開口一番言う。



「この家の家具はどれもマッチしてない。」



はい、わかっています。

でも、使っていますよね、みなさん

2013年7月23日火曜日

今頃時差ぼけ?

眠れない。遂に時差ぼけが始まったのか。それにしても帰国して1週間たってから始まるものなのか。時計は2時半をさしている。自分で足をマッサージしてイライラした身体をなだめる。眠れない。

4時になった。眠れない。ハッと気がついた。もしかしてほうじ茶のせい?金曜日に日本食スーパーに行った時、ほうじ茶の2ℓペットボトルを3本買った。意外にもおいしかったので一日中飲んでしまった。そのせいか。

パソコンで調べてみた。150㎖のほうじ茶にはなんと30mgのカフェインが含まれている。これは煎茶と同じ量であり、コーヒーに含まれるカフェインの3分の1だ。道理で眠れないはずだ。今日はほうじ茶は絶対飲まないぞ、と思っているうちに5時過ぎに寝られたようだ。

さるすべりの花が咲いているのに気がついた
9時半に、フローリング業者のジェリーの上司スティーブから電話がかかって来た。残りの工事の契約をするために来ると言いながら、ジェリーは約束をすっぽかした。工事は1ヶ月以上停まったままだ。その上工事で余ったフローリング材料費1300㌦も返金します、と連絡があってから既に6週間たった。

一体どうなっているのか、と昨日ジェリーとジェリーの上司に電話した。留守電にメッセージを残したので、スティーブから朝いちで電話があったわけだ。

ジェリーが約束をすっぽかすこと、工事は1ヶ月以上停まったままだということを言った。それに関しては謝罪します、あなたたちは正当な扱いを受けていないと思います、という返事。これは英語で I apologize. You don't deserve this.だが、心から謝罪しているようには聞こえない。その証拠にサンキュー、バーイと言って電話を切ろうとすると、サンキューのあと、向こうからバシャッと電話を切った音がした。

机は右にあった
結局明日ジェリーから電話させます、ということ。よし、いざとなったらとことん文句を言うぞ、と思うとカーペット掃除のエネルギーが出た。急遽改装プランを変更して書斎部分にカーペットを残すことになったので、夕べ書斎の家具を動かしたのだ。今まで机は入って右側にあったのを、左側に移す。机の隣にテレビも置いて、右側にはソファを置く予定だ。

机を動かしてみるとその下が真っ黒だった。足がいつも触れていた場所だ。この部屋をフローリングにしないで、カーペットを残すというプランがいいのかどうかまた迷う。

机を左側に移動した
しかし全体的に見ると、やはり一部カーペットがあった方が明るいだろう。玄関とその周囲の部屋全部が暗いフローリングになると、一気に全体が暗くなるだろうと思う。


家にあるカーペットシャンプー器で掃除した。が、ブラシ部分がもう動かない。買ってまだ3年なのにブラシを酷使したせいだろう。結局他のブラシを持って来てゴシゴシとカーペットを洗う。洋服にシミがついた時、一番シミ取りに役立つのが台所洗剤だ。今度はこの台所洗剤をつけて洗ってみる。でも長年のシミは取れない。なにしろ机はここに10年以上置かれていたのだ。

余りきれいにならない
しかし、考えてみればジェリーが契約の約束をすっぽかしてくれたおかげで、今回の変更ができるのだ。先々週の時点で契約していたら今頃は書斎にもフローリングが入っていたはずなのだ。

ところでリビングルームは東南向きなので朝から日差しが強い。ピアノは置く位置をかなり研究したのに、それでも日差しが直撃する。紫外線カットのフィルムを貼ることにして、業者に見積もりを出してもらった。600〜1000㌦かかるらしいが、フィルムによって明度が違う。サンプルを送って来た。全て紫外線は99%カットするが、やはり600㌦のは真っ暗になってしまう。左下のがそれだ。左上の一番明るいフィルムだと1000㌦。右の2枚のコストはその中間。どれにするか。


こんなことでさえ決めることができない。