夫が仕事を辞めた途端、会社からの健康保険は当然だが打ち切られた。
65歳になるとアメリカではメディケアという保険に入ることができるのだが、このシステムがもうわかりにくいのなんの。
セミナーを受けたり本を読んだりしても、全然わからん。
最終的にはカリフォルニア州で保険契約を代行してくれるエージェント、スティーブに頼んだ(無料)。
まず65歳になると自動的にメディケアA(入院保険)には無料で入れる。
「入れたげたよ〜」と国からカードが送られてくる。
国が払ってくれるこの保険、でもそれだけでは病気をした時不安だ。
木曜日からやっと雨が上がるらしいので、
歩いて健康を保ちたい
なぜなら、クリニックでの診察料は自費で払うことになるのだから。
だから、そこをカバーしてくれるメディケアBに入る(医療保険)。
基本額は1ヶ月$170。
メディケアBのプレミアムは前々年度の収入によって決まる。
私たちの場合2020年3月、サンフランシスコのマンションを売った時の儲けや、夫がリタイヤした折の少しばかりの退職金(ではないが便宜上退職金と呼ぶ)があり、2022年度、2023年度の税申告に影響した。
そして、2023年と2024年のメディケアは、それに基づいて支払うことになる。
その上、メディケアAとBだけでは大きな病気をした時に、保険でカバーされる金額に不安が残る。
なので大病した時、費用の殆どがカバーされるように、Supplement(補助的保険、私の場合Blue Shield)などの保険に入る。
その上 、薬の保険が必要だ。
これも前々年の収入によってペナルティが追加される。
ということで、2023年と2024年の24ヶ月、私の保険料(夫のも)は割高になってしまった。
ただ、夫は選んだ保険会社(Supplement部分)が違う(カイザー病院の保険)ので、私の保険料よりほんの少し安い。
こんなに払うからと言って、医療費が無料になるわけではない。
歯科保険もあるが、これは保険料が高いので、私たちも含めて多くの人は加入しない。
年金事務所(メディケアも扱う)に何度足を運んだことか
こういうのもあって、老後アメリカで暮らすことになったら、不安が残る。
が、アメリカの病院では大変丁重に扱われ、嫌な思いをしたことがない。
予約制なので待ち時間が短い、医者は患者をお客様として扱ってくれて、受付スタッフもフレンドリーだ。
簡単な手術も何度か受けたことがあるが、費用は高くても医療スタッフも執刀医も麻酔医も感じよく親切だ。
なので、母や父の入院時とてつもなく嫌な思いをした日本の病院には、自分がどう扱われるか、という不安がある。
殆どの場合、医者、看護師、受付の方々は感じ良いが、長年介護をしていると理不尽な態度を取る医療従事者の存在をも知ることになる。
とはいえアメリカの病院に入院となり、長い時間を過ごしたら同じかもしれないが。
最大の問題は病院で出される食事だろう(私的考察)。
食事を摂るほどの長時間入院は出産の時だけだった(それでも1泊)が、その食事のまずさと言ったら、、、、、いや、筆舌に尽くしがたいものだった。
これはヒロ出産時のマリーと次男
陣痛室/分娩室
アメリカでの老後を考えるとしたら、入院時、あるいは施設に入居した時の食事が一番のネックになるだろう。
差し入れしてくれそうな友人を大事にしよう