2022年5月28日土曜日
銃保有権を主張する人たちに伝えたいこと
2022年5月22日日曜日
卒業式とポートレート
6月1日から日本入国規制が緩和され、1日あたりの入国者数の上限は2万人に引き上げられ、日本入国前14日以内に滞在した国・地域により、青、黄、赤のグループに分けられることになった。
最もリスクの低い青グループに属する国からの入国者・帰国者は、入国時のコロナ検査が免除される。
時事通信社報道によれば、このグループには米国を含む100カ国ほどの国・地域が含まれているらしい。(そうならいいが)
またNHK NEWS WEBによると、G7=主要7カ国からの入国者をはじめ、8割程度の海外からの入国者は検査や待機措置が免除される見通しとのこと。
が、入国者が居住国から出国する際、搭乗前72時間以内に受けたコロナ検査の陰性証明書が不必要になるかどうかはまだ決まってない。
私は6月に日本に行く予定ではあるが、前回(3月)とは違い、成田空港でもファストトラックが採用されている。
スマホにMySOSアプリをダウンロードし、せっかくファストトラックを利用しても、まだまだ紙対応になることも多いと聞いてはいるが。
スマホと言えば、去年のクリスマスプレゼントに、家族からiPhone13 miniをもらった。
これが人生を変えるほどのいいギフトであった。
まず、カメラは広角レンズが役に立つ。
夜も写真が撮れることで、写真を撮る楽しさが圧倒的に拡大した。
そして、ポートレートを撮る機能(背景をぼかし、被写体を際立たせる)が実にいい。
昨日、ヒロ(孫1)の卒業式があった。
8月から幼稚園に進むので、今通っている託児所はその時点で卒業することになる。
が、アメリカでは普通卒業式というものが5月に行われるので、それに合わせて昨日行われたのだ。
託児所の卒業式なんて、と行く気はなかったが、次男からの誘いを断るのも悪い気がして、では行ってみるか、と考え直すことにした。
行ってみるとこれがまあ本格的な卒業式で、我が子の姿を見て泣いている保護者がいるのにびっくり。
まず、威風堂々の曲に合わせてガウンと帽子をかぶった卒業生が入場。
託児所ディレクター、校長によるスピーチ。
そして、一人ずつ名前を呼ばれて卒業証書を授与される。
式が始まった時点では帽子の右側に垂れ下がっているタッセルを、式典終了の合図と共に左側に自分で移動させることで盛り上がる、という大学と同じスタイルである。
さすがアメリカ、お金とたくさんのスタッフを使ってこんな立派な卒業式をするのか。
風船一つがいくらだろう、と考えてしまう貧乏性の私
せっかくだから次男、マリー、ヒロの写真を撮ってあげよう、と提案すると嬉しそうにポーズを取る彼ら。
撮り終わったあと気がついた。
母息子顔も気性もそっくり
ポートレート機能を使うのを忘れた!
毎日使ってたのに・・・
2022年5月6日金曜日
霰粒腫(さんりゅうしゅ)2/2
よほど深刻な状況と思われたのか、眼科に電話すると2時間後の予約が取れた。
ここで眼科というのはophthalmologyであり、optometryではない。
前者は眼科医、後者は検眼士であって、アメリカで毎年目の検査を受けるのは検眼士のところでであり、何か問題があって初めて眼科医に会うことができる。
高速道路を運転するのは怖いので、幹線道路を20分強運転し眼科に行くと、10人以上の患者が待合室に座っている。
そして、その人たちは全員70代80代に見える。
年を取るとやはり眼の病気も増えるのだなあ、とアメリカでの老後生活を考え暗澹たる気分になる。
さて、結論。
ここにたどり着くまでに、5人の看護師さんに状態を説明した。
そのうちの一人が、私の症状を既往症である飛蚊症に関連付けて入力したらしく、その上ハローがあり、劇的に視力が落ちた、という症状から網膜剥離などの深刻な状態を疑われたらしい。
眼科医Dr. ホーが診察室に入ってきて、症状の情報に間違いがあり、瞳孔を開くという不必要な措置をしてしまったようです、とおっしゃる。でも、(瞳孔が)開いているついでに眼底検査をしましょう、と診察が始まった。
うん、軽い白内障はあるけど、瞼の粒はものもらい、それもかなり大きなサイズ、そしてこれが眼球を圧迫しているのでひどい乱視になっている、だからhalo(ヘイローと発音する)が見える上、視力が落ちている、という説明。
1ヶ月間一日4回温めてみて、それでも小さくならないようなら切りましょう、という結論。
帰宅して調べてみた。
Chalazion Surgery
If a chalazion persists for more than one to two months, a surgical incision and drainage may be necessary. Surgery to treat a chalazion is an office procedure that takes about 15 to 20 minutes to perform.
The doctor injects a numbing agent into the eyelid and makes a small incision in the bump. The doctor then drains the fluid and removes the material collected within the nodule. Typically, no stitches are required. The eyelid may feel sore for a few days after the procedure.
Chalazion surgery is commonly performed from underneath the eyelid, so there is typically no scar. If a chalazion needs to be removed from the outside of the eyelid, you may have a small scar.
「訳」霰粒腫の手術。霰粒腫が1,2ヶ月経ってもなくならない場合、手術による切開が必要であるが、これは診察室で15分から20分の手術となる。
医者は瞼に麻酔を注射し、(霰粒腫の)突起部を小さく切開し、排水、腫瘍切除をする。ほとんどの場合縫合は不必要だが、瞼に数日間痛みを感じることもある。
霰粒腫の手術は瞼の内側から切開することが多いので、傷跡は残らないが、外側から手術する場合小さな傷跡が残ることもある。
切除処置の詳細を読むと、なんだか怖くなってしまった。
瞼を切る!!(奇しくも1年前の今日日本で眉下切開手術を受けたが・・・)
深刻な状態ではないことがわかりホッとしたが、やはり切るとしたら保険でカバーされるアメリカがいいだろう。
つまり、6月いっぱい日本にいるとしたら、こんなもんをつけたまま2ヶ月過ごさないといけないのか、とがっかりする。
そして、切るのは帰国後の7月?
それまでこのうっとうしいものを瞼につけておくわけ?
せっかく日本にいる時も、コリコリとご飯を食べ、コリコリと観光するわけ?(意味がようわからんが)
よし、どうにか自分で治してみようではないか。
まずは、アマゾンであずきのチカラを見つけて注文する。
日本では800円ぐらいのものが、こちらでは$15。
しかし、これを毎日使って瞼を温めることでコリコリがなくなるのだろうか。
コリコリを指でつまんで揉んでみることにした(良い子は絶対真似してはいけません)。
しばらく揉むとなんだか小さくなったような気がする。
気のせいか、乱視も治ってよく見えだしたぞ。
写真を撮って比べてみる。
おお!明らかに小さく、そして薄くなっているではないか!
2022年5月5日木曜日
霰粒腫(さんりゅうしゅ)1/2
自分が年寄りになるとは思ってなかった。
いや、年を取るのは当たり前のことで、知ってはいたが具体的にどんなことが起きるのか、が想像できていなかった。
白髪、シワが増えて、顔も体も肉が下に〜下に〜と移動が加速しているのに、食欲が減退するわけでもなく、頭の中は40年前と大して違わない。
が、ふとまつげの生え際を見ると、白いタピオカがいくつもできている。
そればかりか、1週間前から左瞼が腫れて赤くなり、瞼の下で何かがコリコリするし、痛い。
当直の内科医(アメリカでは専門医にすぐ会うのは無理)にビデオ診察をしてもらい、これはStye(スタイ)、つまり「ものもらい」霰粒腫と呼ばれるものだと言われた。
ホットタオルで温めること、それでも痛いようならかかりつけ医に連絡するように、ということ。
アメリカでかかりつけ医(ファミリードクターと呼ばれる内科医)に連絡したって、実際に眼科医と会えるのは早くて1ヶ月先。
しかも、スタイはホットタオルで温めることによって症状が緩和される、と言われるだけだろう。
去年眼精疲労のことをブログに書いた時、真理子さんにコメントでアイマスクこのこと教えていただいたのに、ここ半年間はサボっていた(10月からジャックさんたちが出入りし始めるようになってから)。
コリコリは一日4回のアイマスクでも全く小さくならない。
そうか、年を取るということは、あらゆる不調で医者通いが始まるかもしれない、ということなのかもしれない。
やはり老後は日本しかないのか?とつくづく考えてしまう。
とりあえず、日本で形成外科医にこの直径5ミリの瞼のコリコリを切ってもらいたい。
検索するうちに、3月に泊まっていた池袋のホテルから歩いて行けるところに、良さそうな形成外科医を見つけた。
そこは美容整形外科としても診察をしているようだ。
美容整形外科で治してほしいところは100箇所ほどあるが、まあそれは60代半ばの人間には当たり前に起きる衰えなので、受け入れることにする。
が、そんな医師なら手先も器用で、瞼を切ってコリコリを摘出するという、繊細な手術も上手だろう。
ウクライナの状況、そして世界中でお腹をすかせている子供たちのことを考えると、自分はなんと小さなことで悩んでいるのか、と呆れる。
瞼のコリコリからの不快感は気になるが、もうそんなことで悩むのはやめて、年を取ることで目の上にこんなものがいくつできても大事でもなんでもないんだ、と受け入れよう。
そう考えながら久しぶりに出かけて買い物でもしてくるか、と車を運転してびっくり。
左目の視力が劇的に低下している上、信号、前の車のブレーキライト、光るもの何もかもにハローが見える。
また病院に電話して相談すると、途中から看護師さんの声音が変わる。
「xxxの番号にすぐ電話して、速やかに眼科医に会うようにしなさい!グッドラック!」