長男も次男も、日本には旅行に行くという感覚ではなく、ちょっと出かけてくるという感覚なのだそうだ。
年に1度の海外旅行がこのところ半年に一度になってきている長男とサキ。
どうやら子供を持たないらしい、という噂(次男とマリーから聞いた)は本当らしい。
長男はとてもヒロをかわいがる。
が、自分の子供はほしくないらしい。
サキも親戚の伯母さんでいることで満足なんだそうだ。
サキ母はそれを聞いて失望している。
サキは一人っ子。
それは違うと思う。
子供を持たない人格者は多い。
そして子供を持つことで成長する部分はあるかもしれないが、人間として成長するために子供を持つことは必要条件ではない。
実際幼児的なふるまいをする高齢者がそこら中にいるではないか。
つまり子供を持つことは人間的成長の十分条件ではないわけだ。
次男とマリーを見ていてもわかる。
ヒロは手のかかる子供だ。
それはマリーの子供の頃とそっくりだ、ということ(マリー母証言:いつもスーパーなどでひっくり返ってわめいていた)。
次男は子供の頃ひっくり返って泣く喚くということはなかった。
が、マリー同様(マリー母証言)反抗的なティーンエイジャーだった。
その親二人の気質を受け継いでいるのだろうか。
私も厳しくしようと努力してはいるが、それでも両親二人と私が甘やかしている部分があるのも原因だと思う。
どんなに機嫌が悪い時も本を読んであげると落ち着くヒロ |
二人が親として成長しつつある部分はあるが、それが人間的な成長として十分条件ではないのは、親となった次男を見る私にはわかる。
今後色々な希望・失望・我慢・喜び・怒り・感激などの感情を味わっていくだろう。
そこから自分たちの成長につなげていくのは、その人間の資質とこれからの人生経験に左右されるのかもしれない。
いや、人のことは言えない。
私だって子育てをして成長した部分はあるかもしれないが、ほとんどの部分で人間として全く成長できていない。