2018年6月20日水曜日

配達弁当

日本に介護のため往復していた時、一番の気がかりは家族の食事だった。



2ヶ月も家を留守にすることもあり、そんな時は男たち3人が一体何を食べているのだろう、と毎日考えた。



日本のスーパーのお惣菜や、オリジン弁当のようなお弁当屋さんがあれば、と何度も思ったものだ。



配達してもらえるお弁当がある、ということを聞きつけた友人が企画してくれた食事会。



お弁当を食べながら、その頃のことを思い出していた。



お弁当はチップ込みで$12。



メニューはエビとブロッコリーのバター炒め、揚げ麩の煮浸し、ワカメと長芋梅和え、オクラ胡麻和え、キノコと人参の混ぜご飯、鶏つくねの照り焼き、はまち大根の煮物。



こういう配達弁当があったら、もっと日本に長く滞在できたかもしれない。



父は2年前の今日、6月20日に逝ってしまったのだった。



両親とももういない。



父のことを考えたり、その頃の息子たちのことを考えて切なくなりながら食べた。



アルツハイマーを患った父との日々を、これから少しずつ振り返ってみたい。



しかしそこまで切ない気持ちになっているのに、無意識にこんな大きなお弁当をほぼ完食する自分が怖い。

体重は先週に引き続き+3ポンドの高値安定

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