2017年9月1日金曜日

Boundaries(親子の境界線)2/4

このブログを読んでくれている兵庫県在住Nさんからメッセージをいただいた。私と同じ頃子育てをしていたNさんによると、日本では当時紙おむつは高価なもので、お出かけの時ぐらいしか使えなかった、肌に優しい布オムツだと赤ちゃんが濡れて不快感を感じてオムツ離れが早くなるとか、紙おむつだとそれがないからさぁどうする、というような布オムツ信仰があった。だから、皆布オムツで必死に頑張っていた。あんなときこそ母体のいたわりを考えて、精神的にやられないように手を抜くべきだったのに、と今だからわかる。義理母は口を控えてちょうどかな、とNさん自身色々と思い出したということだ。


実家に帰ると姉が長男をおもちゃにして遊んでいた
亡くなった母の手編みのカーディガンを着ている

お乳の足りている赤ちゃんはよく眠る、Nさんの場合お乳が出ないから夜中にずっと赤ちゃんを抱いて、お乳をくわえさせたまま過ごしたことを思い出しました、とのこと。今でも気持ちの中でヒリヒリするものが残っているのだそうだ。

実は私もだ。昨日長男が赤ちゃんだった頃の体つきを見たくなったので、古いアルバムを引っ張り出したのだ。見るんじゃなかった。涙が止まらなくなってしまったではないか。痩せた長男を私はいつも枕の上に置いてあやしていたのだ。いつも泣いていた長男を思い出し、決して満足できなかったのだろうなとヒロの姿と比べて悲しくなる。姑の『お乳が足りないんじゃないの?』と言う声が忘れらないと書いた。だから、私はマリーには自分から『アドバイス』は決してしないと決めている。ええええええ〜、マジ?というような赤ん坊への対応があったとしても、絶対に口を挟んではいけない、と肝に銘じている。ここは嫁姑の境界線なのであろう。

昨日次男にヒロの新しい写真ある?と聞いたら
寝てばかりだから最近あまり撮ってないということだった

私の姑は決して悪い人ではない。浅はかな物言いをする人だが、結婚7年目に夫を亡くしたあと3つの仕事をしながら4人の子供を育てた立派な人だと思う。境界線を超える発言は多々あった。しかし、それに関しても一度謝ってくれたことがある。私が姑からの電話を避けて出なかったあとのことだ。今は仲良くしている。

先週次男とマリーがマリー実家に帰っていた時、長男が野球を見に来た。2枚のチケットが手に入り、サキは野球に興味がない、ということで私が一緒に行ったのだ。二人だけの野球観戦。

久しぶりに二人で色々と話せた

その時も野菜のない長男の夕食に気を揉む。球場なんだから仕方ないではないか。

ビーフブリスケットサンドイッチ($10.50)

長男が赤ちゃんの時いつもお腹がすいていたかもしれない、と今私が思い出して泣く必要はないのだ。糖尿病ボーダーラインと言われているほど太り始めたのだ。大人になった長男の将来を心配して口を挟むのはバカげている。私が『ちょっと太り過ぎ。間食を少し減らしたら?』という発言をしてはいけない。それは親子の境界線を超えている。

うむ、というような返事はする長男。心の中ではうるさいなあ、と思っているだろう。子供の身体は自分のよりも大事なのだ、という親心を長男はまだ知らない。一人目で多分無駄に厳しく育ててしまった母の後悔と、言葉少ない長男を今でもかわいくて仕方ないと思う母の気持ちも知らないだろう。

自分の家に帰って行く長男の車のテールランプを見ながら
涙するおバカな母の気持ちも

2 件のコメント:

  1. ヒロくん、これはイケメンになるしっかりしたお顔立ちですね!やはり美男美女のパパママからはハンサムくんが生まれるのですね〜

    親の心、子知らずとは良く言ったものですね。私も、やっとこの歳になって親の気持ちが理解できるようになりました。
    だから我が子が私の心痛の数々を理解できないからと、イライラしたりすることはやめなければと思うのですが、なかなかうまくいきませんね。

    ご長男のことをいつまでも心配されるmikimieさんの親心良くわかりますよ。。母親というのは父親よりも常に子供のことが気にかけてますよね。ほんっとうに、旦那なんて何にも考えてない!っていっつも腹が立ってます 笑

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    1. にゃごさん、
      ありがとうございます!マリーは可愛いですが、次男はごくフツーの顔です。だから、次男はマリーに似てほしいなんて言っていますが、毎日のように顔は変わりますよね。鼻がちょっとあぐらかいているかも^^;

      はい、なんで親がこんなに心配してるのにわからんのだ!とじれったいのですが、私自身、父が私に対していつも口うるさく心配事を言い募るのがいやでいやでたまりませんでした。だから私も黙っておおらかな気持ちで見守りたいのですが、それが一番むずかしい・・・

      うちも夫は何も考えていません。目の前にあることしか見えないようです。まあ、二人で心配していたらストレスも倍増かもしれませんがね〜

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