2016年6月26日日曜日

そして初七日

まだ信じられない。父がこんなにあっけなく逝くなんて、どうしても信じられない。今日で1週間が過ぎた。まだ1週間。でも、もう1週間。

一番つらい火葬が終わり、その次につらいホームの父の部屋の整理が終わった。姉が忌引きで職場を休める期間中にすませよう、とホームの整理をしてしまったことは良かったのかもしれない。父の死を頭の中で整理し始めたあとだったら、この作業はもっとつらかったと思う。

ホームの父の部屋、ほとんどの物は置いたまま退所した
買ったばかりのパジャマなど、ホームで使ってくれるということ

今はまだ父の死が信じられないし、その事実に向き合うことを避けている、と言うところだろうか。

父の死に目にも会えなかった。部屋に泊まり込んでいたのに、30分うとうととしたその間に父は逝ったのだ。徹夜で腕をさすってあげるつもりだったのに、わざわざその30分を選んで死んでしまうなんて。

看取りについてはこれから整理しながら少しずつ書いていきたい。

今は姉と『あんなにあっと言う間に死んでしまうなんて』『淀屋橋のあんぱんをもう一度食べさせてあげたかったのに』『あの時の姿がいじらしかった』などと言い合っては涙する。生きている時は憎たらしいと思ったこともあった父なのに、今はただただ『かわいい父』になっている。

金曜日の父はまだ文句を言っていたのに
(言葉にはなっていなかった)
今日の(我が家の)哲学:人は死んだあとの方が愛される。



生きているおバカと