2014年9月25日木曜日

ネズミ

どうやらネズミがいるらしい。いや、どうやら〜らしい、ではない。いる!

地下室と呼んでいるこの京都の家の半地下部屋。これがネズミの巣窟になっているようだ。数日前姉が夜中に天井裏で物音を聞いたと言う。アプも時々天井の方を見ながら怯えている。地下室のネズミが2階の天井裏に上がって来たのかもしれない。

インターネットで検索すると『即日伺います、駆除の費用は数千円から』などという業者がいっぱいだ。でもどこが信用できるかわからない。だから区役所に電話した。最近の区役所や国税庁の電話相談係の方は本当に親切だ。

この地下室がネズミのフンだらけ

ペストコントロール協会を紹介された。ただペストコントロール協会から派遣される業者は無料ではありません。費用が発生します。ネズミの侵入口を調べてみてくださいね、と相談員は言う。

家の基礎の割れ目からネズミが侵入することがありますよ。エアダクトはどうですか。エアコンのパイプが通っているところに隙間はありませんか。壁のコーキングは古くなると劣化して、ぽろっとはがれることがありますよ。そういう所を修理すればネズミの侵入が防げる場合もあります。

こういう隙間からネズミが入るらしい

この左上角も穴が開いている
また、ネズミ取りの囮を置いておくのもいいですよ。粘着性の物もありますから、そこにネズミが捕らえられることもあります。と本当に親切に教えてくれる。

しかし、捕獲したネズミは誰が捨てるのだ。囮にネズミがたくさんついていたら一体どうするのだ。アプだってシッポを巻いて逃げるだろう。

だから業者に頼むしかない。相互衛生管理研究所という所を紹介してもらって、月曜日に来てもらうことになった。駆除は毎月2度処置をする必要があり、5ヶ月ぐらいかかるということだ。費用は6万円。

地下室入り口
まさに掘建て小屋だ
家を維持するのはなんと大変なことか。それも湿気の多い京都にある築24年の家。以前住んでいた住人がずさんな工事で付け足した地下室、これを解体修理する気力はない。

アメリカで家を売買する場合、市の建築許可を受けずにリフォームされた部分はリフォーム以前の状態に戻して売らないといけない。あるいは買い主がそのことを了解した上で、建築許可なしという状態で買うか。市の建築許可を取るのは大変なことなので、許可なしでリフォームする人は多い。日本ではどうなのだろうか。この地下室はとても許可を受けた建築とは思えない。

父が死ぬまでは、この家は父のために売らないつもりだが、それはあと何年先のことなのだろう。それまでこの家は維持できるのだろうか。

そもそも天井裏にいるのは本当にネズミなんだろうか。それとももしかして他の動物?

イタチとか?