2014年6月18日水曜日

アメリカの病院

本当にぬか喜びだった。



金曜日には父の所に行ってあげられる、と思ったのもつかの間。



お医者さんはESWL(体外衝撃波結石破砕術)をしましょう、とおっしゃるではないか。

去年の夏父はまだ
暑中見舞い状が書けた


アメリカの病院での診察風景をここに少し書いておく。



勿論病院によっても違うし、保険によっても違う。



いつもは小さな開業医に行き、手術や検査のためにラボに行ったり、設備の整った施設に行くという人も多い。



ただ診察室での手順は同じようなものだと思う。




まずはオンラインで予約をする。



急ぎの場合は電話。



勿論パソコンを使わない人も電話予約することができる。



予約時刻に受診する科の窓口に行き、名前を告げる。



受付の職員が、住所や生年月日を聞いて本人かどうか確認する。



定期的に身分証明書の提示が求められる。




それから待合室で看護師の案内を待つ。



待合室の奥には複数の診察室がある。



この待ち時間は大体10分くらい。



看護師さんが待合室に来て自分の名前を呼んだら、一緒に診察室のあるエリアまで歩く。



旅館で仲居さんに部屋まで案内してもらうような感じ。



その間もう一度個人情報の確認と、ちょっとした会話をしながら体重測定。



診察室では看護師さんが簡単な問診、血圧、体温、酸素量を測定する。



看護師さんは退室。



診察室では完全に一人になり、雑誌などを読みながらお医者さんを待つ。

お医者さんに行く途中の高速で
隣車線の車の屋根からマットレスが
目の前10㍍の所に落ちて来た
(写真はイメージで、この車ではない)


お医者さん登場。



初対面ならお互いに自己紹介をして握手。



主治医の場合は、久しぶりに会った友人のようにハグ。



実際今まで感じの悪いお医者さんに遭遇したことは皆無。



そりゃそうだろう。



これだけの支払いをしているのだ。



主治医は内科医で総合的な分野においての診察、Family MedicineあるいはInternal Mediconeと呼ばれる。


診察代は2万円ぐらい。



専門医の場合は5万円。



これも病院によって異なる。



お医者さんがパソコンでカルテを見ながら話す。



診察後はその日の血圧などの記録、話したことなどの記録、などなどがオンラインで見られる。


他のお医者さんにカルテを送りたい場合は、パソコン上でクリックするだけ。



診察料金、保険会社の支払い状況はオンラインで確認。



残高があればオンラインで支払う。



私の場合お医者さんに行くと毎回20㌦。



去年までは他の保険会社だったので、支払いは10㌦だった。

アメリカのトラックで荷物を
ちゃんと結わえているのは
たったの25%だという統計を見た
(この車も関係なし)



泌尿器科のお医者さんはタイ系アメリカ人ドクターF。



とても気さくで感じのいい30代の男性だ。



しばらく世間話をしたあと、現在の状況をCT画像を見ながら説明してくれる。



「今朝排石された石はここ、尿管に詰まっていましたね、



あと3つは3㍉、5㍉、これは自然に排石されるかもしれないけど、もう1つは6.7㍉。



これは多分自然排石は無理でしょう。



どれも腎臓と尿管がつながった部分より下にあるので、逆立ちをしても簡単には上がって来ません。」と笑う。


詰まっている石が出たのだから、あとはもう少なくとも数年は大丈夫、その間に何か対策を考えればいい、となんとなくお気楽に考えていた。



面倒なことは後回し、といういつもの性格というか。



なのに、ドクターFは「バケーション中に激痛が始まったらいやでしょ?」と言う。



ドクターFの患者の中に、ハワイでスノーケリングをしている最中に、激痛が始まった人もいるらしい。



それも沖から30分の地点で。



実は私も血尿があった翌日日本に行く予定だった、という話をしたら、そうでしょ?だから今のうちになんとかしましょう、ということ。



そうかあ、そう言われればその方がいいような気もする。



このESWLという機械による処置で、80から90%の石が破砕される。



目標は石が粉々になり、砂状で出て来ること。



尿管ステントを入れることで、砕かれた石が出やすくなる。



ステントを入れている間は膀胱炎のような違和感がある。



抗生物質を3日間服用する。



ESWLで石を全部取り除く事ができない場合は、次の段階。



もう少しinvasive(侵襲)な療法、つまり経皮的腎結石摘出術をします。

診察室


ESWLは外来手術で1時間ぐらいかかる。



全身麻酔で行います。



そりゃそうでしょう、胃カメラでさえ全身麻酔なのだから。



以前はお風呂に入りながらの手術でしたが、残念ながら今はお風呂を楽しむことはできません、とドクターFは笑う。



一番気になった血管の石灰化について聞いた。



これは加齢によるもの。



皆多かれ少なかれあります、ということ。



ホンマかいな。



どうもこれに関してはすっきりしない。



結石を作らないようにするには、一日1.5ℓのお水を飲むこと。



これが大事ですと言われる。



手術は来週。



明日血液検査と心電図を取る。



今日から血を薄めるタイプの鎮痛剤は飲んではいけない。



飲むならTylenolという薬。



手術前日の夜中から飲食禁止。



緊急手術などが入った場合、予定が変更になることもある。



術後少なくとも2週間ぐらいは、日本に行かない方がいいと思う、というアドバイス。



一昨年までは、この病院には1年に2度ぐらいしか行ってなかった。



一度も行ってない年もある。



なのにこの2年間は足しげく通っている。



日本の人間ドックの方が効率的なのではないだろうか、と最近思うようになった。



西洋医学は対症療法、東洋医学は予防医学。



いや、対症療法に関しても西洋医学の方が必ずしもいいとは言えない。



事故にあった時の治療と歯医者さんぐらいかもしれない。



アメリカの医療が進んでいるのは。



お水を飲めと言われても、漢方では水毒と言われているのになあ、と困る。



もっと健康に気をつけないと時間とお金もかかるし、何よりも日本に行けない。



一日も早く行かないと、という焦りがある。



どうやってユナイテッドのフライトを変更すれば、変更料金が少なくてすむか、という課題に今日から取り組む。



悩ましい。



運動不足解消のために始めた、スローステップをしながら悩む。



これはためしてガッテンで紹介された運動だが、意外にも結構な運動量があるのに驚いた。



右足で上がり右足で降りる、次は左足で上がり左足で降りる、と出す足を交互にするのも結構頭を使っているようだ。



なかなか良い。



ステップはお店で買うと55㌦。



これは雑誌を積んでその上に籠を載せただけ。

しっかり役目を果たしとります