2013年9月13日金曜日

イデミ・スギノ

友人Rとは3年ぶりに会った。が、待ち合わせ場所の新丸ビルスターバックス前に着いた時は、湿気と温度でへたばってしまいそうだった。近辺に椅子はない。さすがにおばさんが床に座ってはいけないよなあ、と我慢する。




Rとだし茶漬けのお店『えん』に入った時も、ちょっとフラフラしていた。が、海鮮茶漬けを食べながら、楽しい話をしているうちに俄然元気が出て来た。



今日のメインイベントは『イデミ・スギノ』にケーキを食べに行くこと。Rはさすがに都会の人。迷うことなく京橋の裏通りまですたすたと歩く。




長男が小さい時、私のあとをひたすらついて歩く長男のことを、『荷についたひょうたん』と母が形容していた。Rに任せ切った自分の姿を思い、その言葉がチラッと脳裏をよぎる。前回はわざわざ来たのに臨時休業をしていた、という無念の思い出があるRが、開店している『イデミ・スギノ』を見て安堵のつぶやきをもらす。気分が盛り上がって来る。




しかし高い。3口ぐらいで食べ終えてしまいそうなケーキはムース系が殆どで、口当たりをよくするためにゼリーが少なめにしてあるので、日持ちしない。店内でしか食べられないそうだ。




それぞれ好みのケーキを選んでソファに座る。二人ともアール・グレイを注文。紅茶も高い。いや、800円台の紅茶は今のご時世高いとは言えないのかもしれないけど、8㌦かあと思うとやっぱり高く感じる。が、これはRがおごってくれた。


ケーキはさすがにうなるほどおいしい。話もはずんでいつまでもソファでおしゃべりを続けたいほど、快適な空間だった。もっとゆっくりしゃべっていたいが、根津の漢方薬局に2時半までには行かないといけない。京橋から根津まで一体どうやって行けばいいのか途方に暮れる。


Rに何度も行き方を聞く。大丈夫、大手町まで一緒に行ってあげるから、とわざわざ電車を乗り換えて大手町のホームまで一緒に来てくれた。おごってくれた上ここまで親切にしてくるなんて、たまにしか会えなくてもやはり友人は大切にしないといけないなあとつくづく思う。

おかげで根津には全く迷うこともなく着いた。駅にさえ着けばあとは簡単。駅を出た所に賑やかな商店街が立ち並び、薬局は商店街の横の道を入った所にある。楽勝楽勝。ありがとう!友人R!おいしいだし茶漬け、ケーキと紅茶、迷う事なく根津到着。パーフェクトな一日。



階段を上がりながら動物園の看板が眼に入る。そうだそうだ。この前来た時この看板が見えたんだった。よし、これを上がった所にあの商店街があったぞ。

しかし階段を登り切った時見えたのは全く違う風景でした