2013年7月6日土曜日

伊勢丹でリフレ

久しぶりに伊勢丹に行くことにした。10時に家を出て着いたところで、足のリフレの予約をした。最近とにかくマッサージが好きで、想像しただけでうっとりする。30分で2940円だそうだ。まあチップがいらないことだし、これぐらいたまにはいいだろう。

でも、でも・・・

気持ち良さはなかった。あともう少し押してくれれば気持ちいいのに、と何度もはぐらかされる。なんというか残尿感があるというか。それでも終わったあとマッサージをしてくれた女性が「普段鼻づまりはありませんか。」と聞く。あるのだ。普段から。

「わかるんですか?」と聞くと「はい、足の指の先でわかります。それからお腹が冷えていると思います。余り冷たいものは飲まないようにして、温かい飲み物を飲んでください。足はポカポカしていますよ。でも足首を廻す運動をしてくださいね。」ということ。お腹にはさわらなくても冷えているとわかるらしい。そうか。気持ち良さはなかったけど、多分身体にいい事はしてくれたのだろう。

地下に降りてサンドイッチとカプチーノのランチを食べる。食べている最中に携帯がブルルと振動する。二人でハッとする。父のホームからか。


実際はメールを着信した音だった。とにかく一日中気の休まる時がない。少しだけお店をブラブラして帰ることにした。エネルギーを残しておかないといけない。何のためのエネルギーかと言えば、父の所に夕方行くエネルギーだ。父は耳が遠い上理解力も落ちているから、大きな声で何度も何度も同じことを繰り返さないといけない。これには多大なエネルギーを要する。

2時頃伊勢丹を出て、今度は近所のスーパーに行って父の補聴器の電池をたくさん買う。ホームにもたくさん置いてあるが、スタッフに預けておくためだ。父がパニックを起こしたときのためのものだ。

一旦家に帰って1時間休憩する。父には今日4時に行くと言ってあるから、4時を過ぎるとまた父が心配し始めてパニックを起こす可能性がある。重い身体を引きずって姉と行く。今日は扇風機を持って行くことにした。ホームに置いてある扇風機は新しいので、父にはボタンの押し方など、使い勝手が悪いらしい。古いのを持って行く。

昔ながらの扇風機が使いやすいだろう

比較的新しい扇風機は、スイッチが父には押しにくい

父の部屋には引き出し類をたくさん置いているのだが、これが多過ぎて父はかえって混乱することがわかった。なので今日は3つ持って帰ることにした。父にはこの引き出しを3つとも家に持って帰るよ、と言った。余りにもたくさん引き出しがあると、かえって物が探しにくいでしょ?と言うと、父も「そうか、そりゃそうだ。」と納得する。引き出しの中の物を父自身に整理させて、他の引き出しに入れ替える。


引き出しを持って帰ろうと思ったが、そこで不安になる。引き出しがなくなったと父が騒ぐのではないか。それでスイッチが入らないか。そこに来たスタッフに「引き出しを持って帰ります。父は忘れるかもしれないので、よろしくお願いします。」と声をかけた。

エアコンの温度の確認をしようとパネルを見たら、フィルターボタンが点滅している。フィルターが汚いのかな、と天井を見てびっくり。吹き出し口がカビで真っ黒になっている。カビは危険だ。特に高齢者には大変な健康被害を与える。ここから風が出ているかと思うと呼吸するのも気持ち悪くなった。明日はマスクをしてカビキラーで掃除しないといけない。ホームのスタッフに言うのははばかられる。


父が好きそうな話をしばらくして、5時40分に「もう帰るよ。」と声をかけた。父は機嫌良く「はいはい、ありがとう。気をつけて帰りなさいよ。」と言う。穏やかな父だ。これでまたスイッチが入る姿はどうしても想像できない。でも今のところ48時間ぐらい穏やかさが続いて、そのあと変貌してしまうことも何度かあった。記録を取らないといけない。エクセルで6月21日からの父の様子や、薬の量の変化などを細かく記録する。

本当なら7月15日にサンノゼに帰ることになっている。することもたくさんある。家作りも続けたい。今日はホームセンターのマツコから、やっと見積もりが来たらしい。キャビネットは13000㌦。ポールの見積もりは25000㌦だった。ホームセンターは新しく楓の木を使ってキャビネットを作り替えてくれる。トーマスビルという、有名な家具の会社との契約で作るそうだ。御影石の見積もりは4000㌦。

Thomasvilleのキャビネット
この前契約してキャンセルした業者の見積もりは、古いキャビネットの表面だけを作り替えるだけで19000㌦だった。御影石は7000㌦。

つまり、カウンターなど全て込みでの各見積もりはこうだ。

ポールとポールが契約している業者。32000㌦。
契約をキャンセルした業者。26000㌦。
ホームセンターのマツコ。17000㌦。

今の時点ではマツコに頼みたい。が、マツコの選択肢も見ないといけない。ポールが提供してくれるような、ピューターのキャビネットに似たものはあるのか。

早く帰って家作りもしたいが、今の状態の父を姉一人に任せるのはいくらなんでもかわいそうだ。仕事をしている姉に、父の介護との両立は大変なエネルギーが必要だ。職場にいても一日携帯電話に連絡があるかもしれない、と気になる。姉こそストレスで身体がガチガチになっているのだ。

明日はオイルマッサージに行きたいなあ、とうっとりと想像しながら寝ることにする。

こ、これ・・・
ここまでのマッサージはちょっとなあ、やっぱり