2013年4月19日金曜日

漢方

6年前から体調を崩すことが多くなった。それまでは体力に自信があったのに、今はいつ気分が悪くなるかわからない、といつも不安がある。例えば東京に遊びに行ってもすぐ具合が悪くなる。友人と会う約束をしたいが、体調が悪くなってドタキャンになるのが怖いので約束もできない。

一番つらいのがエスニック料理が食べられなくなったことだ。七条通にあるタイ料理のレ
ストランのトムヤム焼き飯が大好きなのに食べられない。以前は加茂川を見ながら食べるのが大好きだった。でも、今は食べたあと1時間ぐらいたつと胃が絞られるように痛み始める。



中華もダメだ。食べると膨満感があって一晩中苦しい。不思議なことにアメリカでエスニックを食べるのは問題ない。お腹いっぱい食べても何ともない。これはある種の調味料のせいかもしれない、と気がついた。しかしレストランで調味料を使わないでくださいとも言えないし・・・

タイ料理のレストランに行って食べられるのはタピオカココナッツだけ、などというのはいくらなんでも悲しい。思う存分タイ料理を食べたい。



東京の根津にある薬局に漢方を処方してくれる薬剤師がいる、と聞いた。処方してもらった漢方を飲み続けることで、体調が良くなった人が多いということで、会いに行ってみることにして午後2時に予約を取った。

朝9時半に家を出て京都駅に行く。伊勢丹でいつものお弁当を買って10時45分発ののぞみに乗った。新幹線が発車するとすぐ食べたくなるが、名古屋までは我慢しよう。11時半に名古屋を出た途端にお弁当を開けた。幸せな瞬間。



今日はお天気が悪いので富士山は見えない。




1時過ぎに東京駅に到着。丸ノ内線でまず大手町に行く。そこで千代田線に乗り換えて根津。ハイパーダイヤであらかじめ所要時間を調べていたが13分だった。しかし大手町で乗り換えに思いのほか時間がかかる。根津に着いたのは40分後だった。


さて、目的の薬局に着き問診と舌診断をしてもらった。結果は痰飲、気滞、ということで胃に不必要な水分が貯まっているらしい。つまり水分の流れが悪く胃に停滞し、ゼリー状になっている。それが病的な症状を引き起こしている。また気が停滞していて、のぼせなどの原因になっている。そのくせ足は冷える。冷えはここ3年ほど感じるようになった。以前は手足が熱くて温泉などは大嫌いだったのに、今は温泉にも入りたいと思うようになった。

それから最近ストレスを受けやすいと感じるが、それは数年前から飲み始めた甲状腺機能低下の薬のせいだと言うことだった。機能が低下すると副交感神経が優位になり、のんびりした気分になるのだが、薬で交感神経が優位になるようにしてしまう。いつも身体が緊張状態になってしまうので、ストレスを容易に受けるらしい。

水分代謝と気の流れを改善するために、そして体温調整、疲労感やストレス抵抗力の弱りを治療するために漢方薬を処方してもらった。一日の薬代が500円。1ヶ月だと1万5千円。ちょっと痛いけど体調には代えられない。

1年後にはトムヤム焼き飯を食べることを目標としよう。