コロラドの良いところは、雪が降っても翌日には晴れて溶ける、ということらしい。
確かに年間300日以上晴天の州らしいが、それでもやはりカリフォルニアがいいと感じる。
住み慣れた場所がいいのは誰でもそうだ。
水曜日の夜ドカ雪が降り、木金と学校は休校になった。
ここまでの雪は4年ぶりということ(なぜ今?)。
孫たちは雪だるまを作ったりして大喜びだが、一日おきぐらいの頻度でモールに行き、コーヒーを飲み運動のために歩こうと思っていた私はガックリ。
金曜日の今日、もう雪はかなり溶け始めたが、私には運転はとても無理だ。
夫の幼馴染スティーブがミシガンから来ているので、一緒に朝ご飯を食べに行こうということになった。
スティーブは白人、レストラン客も私と夫以外は全て白人。
ホットケーキと目玉焼きは美味しかったが、コーヒーは驚くほどまずかった。
スティーブによると、彼が住んでいる地域は日本車を買うのがはばかられるところだが、次の車は絶対日本車がほしい、ということ。
コロラドはミシガン州に比べると、もっともっとブルー(民主党)よりの州である。
が、近所にアジア系の人は殆ど住んでいない。
まるで1985年に、私達がサンノゼに家を買った時のようだ。
当時、引っ越しのあとレストランに友人たち(全員白人)と行ったら、白人以外の人種は私と夫だけだった。
今後、カリフォルニアからまだまだ不動産の値段がリーズナブルなコロラドに移住する人は、増える一方だと思う。
だが、私は日本からもっと遠いコロラドに住むことはないだろう。
カリフォルニアか日本か。
今はまだ決められない。
日本だとしたら、どこに住むのが一番いいのだろうか。
友人が横浜近郊でマンションを探しているが、その報告を聞くのが楽しみになっている。
Aマンションは、I駅から歩いて4分だが、駅からマンションまでの道にパチンコ屋が3軒。
元町に近いマンションは、ワンルームで6300万円、窓からの景色は高速道路。
私も東京か東京近郊に、いつかマンションを買うか借りるかできるのだろうか。
と思いながら、雪道を運転する自信もなく、乾燥しきったコロラドの次男の家で、あてがわれた自室に籠もっている。
そして、愛読書を見ながら東京に住む自分を想像する。
いや、愛読書ではないな。